<幼児教育レポ>「“遊び”こそが“学び”」横浜戸塚「ひまわり幼稚園」の幼児教育が定評 金子園長を取材レポート

シェアする
ひまわり幼稚園の教育方を語る、金子園長
ひまわり幼稚園の教育方針を語る、金子園長

園児に愛される裏山

「太陽に向かっておおらかに咲くひまわりのように、子どもたちを明るく、たくましく育てる」

この教育理念を掲げるのが横浜市戸塚区戸塚町にある、(学法)ひまわり学園幼保連携型認定こども園『ひまわり幼稚園』です。理事長・園長の金子禎氏に園の歩み、教育方針、多彩な年中行事などについてお話をお聞きしました。

2021年で創立72周年の歴史を持つ

ひまわり幼稚園は1949年(昭和24年)9月、金子園長の実父で教育者だった馨氏が設立。2021年で創立72年を迎える歴史ある幼稚園です。

  • 取材メモ 開園当時、園の象徴といえる1800坪ある裏山のひまわりが夏の強い日差しの中、元気に咲き誇っており、そこから「ひまわり幼稚園」と命名されました。この間の卒園者は約5000人(20年3月時点)に上り、3世代にわたって通園した家族もいます。

創立70周年時の記念写真

創立70周年時の記念写真

ひまわり幼稚園の外観

ひまわり幼稚園の外観

大きなターニングポイントとなったのが2018年。同園は、行政などからの要請を受け、1歳から5歳までの子どもたちに対応する「幼保連携型認定こども園」として生まれ変わりました。

  • 取材メモ それに伴い学校法人を取得、さらに清潔で可愛らしい仕様の園舎、温かい手作りの給食を食べられる給食室の設置など、全面改築しています。「働くお母さんたちが増え、その支援をしたいと。年齢差のある乳幼児たちがお互いに良い刺激を受けながらが新しい園舎で一緒に元気いっぱい過ごしています。いい影響が出ていますね」と金子園長は目を細めます。

金子園長が大切にする園の「教育方針」とはなんでしょうか?その前にまず、「幼稚園はお子様の『預かり場所』ではありません。教育をする場です」とやわらかな笑顔で話します。その教育方針はとっても明快。算数などの「勉強」は行わず、「遊び」を重視すること。

  • 取材メモ 「乳幼児期は〝遊び〟が〝学び〟なんですね。その中でお友だちとの協調性や礼儀作法、基礎的な体力を身につけます。勉強は小学校からで十分。この時期は将来大樹となるための根っこ作りをするため、思いっきり保護者や保育者の愛情を受けながら遊ぶことです」と確信を持って語ります。

戸塚小学校の校長職など歴任

ここで金子園長の経歴をご紹介しましょう。戸塚区出身で横浜国立大学卒業後、横浜市立小学校の学級担任を経験したあと、豊田、戸部各小学校長職を担い、戸塚小学校の校長職を最後に定年退職。1995年現職に就任し、園運営を進めながら、横浜市幼稚園協会戸塚支部長、横浜市幼稚園協会会長、政令指定都市私立幼稚園団体協議会運営委員長、横浜国立大学教育学部同窓会会長などを歴任してきました。

  • 取材メモ また、2020年には叙勲、瑞宝双光章を受章。こうした教育者として培ってきた知識と経験から前述の確信を得たといいます。「小学校で伸びるお子さんは、幼稚園でしっかり遊び、そうした中で非認知能力を自然と学んできています

年間行事で園児の成長を促す

ひまわり幼稚園では、教育方針を形にするため、運動会や遊戯会(フェスタひまわり)、餅つき、作品展、いも掘り、マラソン大会など魅力に富んだ年間行事を数多く用意しています。

ヨーヨー釣りを楽しむ園児

「イベントは子供たちを飛躍的に成長させます」と金子園長。また、戸塚区役所や大型商業施設などが並ぶ戸塚駅から徒歩数分の立地でありながら、豊かな自然を有する同園シンボルの裏山で園児たちが元気いっぱいに山坂を登ったり、遊具で遊んだりすることで体力をつけていきます。

七夕まつりを楽しむ

「こうした経験を得ることで、何にでも興味・関心を持ち、先生の話をしっかり聞け、困ったことがあったら、自分から伝えられる、子どもに成長していきます。私たち教育者はその『めばえ』を与えることが大切だと思っています」

柏尾川を散策する

園児さんたちにとっては、初めて保護者の手を離れて集団生活を学ぶ場。異なるタイプのお子さんと一緒に遊んだり、時には喧嘩になったりしながら、人間形成の基礎づくりを行っています。

餅つきを体験

作品展の様子。親子で見学に来ました

作品展の様子。親子で見学に来ました

金子園長は「幼保連携型認定こども園となり、さらに大きな役割を担うことになりました。戸塚区は人口が増えています。そうした方々の教育の受け皿、働く保護者の方々の支援にも力を入れていきたいですね」と明快です。

多くの子どもたちを育む裏山

子どもたちが大好きな、ひまわり幼稚園の裏山。

階段などがきれいに整備され、戸塚駅に近いとは思えないような豊かな自然が広がります。春には桜が咲き、遊具なども設置されています。

住所

神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5118

問い合わせ

幼保連携型認定こども園 ひまわり幼稚園

電話

045-864-0131

045-864-0131

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2021-02-26

関連タグ