見ごろのピークは10月中旬
市内寺田縄の花菜ガーデンで10月5日(月)〜11月3日(火)、「ローズフェスティバル2020〜秋〜」が開催される。園内には約1050品種・2千株が植えられ、バラと育種家が辿った品種改良の歴史に沿って鑑賞できる「歴史園」となっているのが同園の特徴。
ヘッドガーデナーの矢澤秀成さん=人物風土記で紹介=は「秋バラは香りがよく、特に朝は園内に漂っています。午前中、できるだけ早くの来園がおすすめ」と話す。
- 10月28日(水)には、矢澤さんから土づくりを学べる「プロに学ぶ!バラの講習会・土はバラを語る」を実施する。午後1時30分〜3時。定員30人で参加費1500円。当日申し込みで先着順(午前9時より受付開始)。
秋のバラは朝夕の気温差により、春と比べて花の色が濃くなるといわれる。同園によると赤色はより美しく、茶色は深みを増し、黄色は長持ちするなど、バラ本来の色合いを楽しめる。気温の上昇が緩やかな秋は香り成分の揮発も徐々に進むため、バラの香りの移ろいを体験しやすいという。
開催期間中の関連イベント
開催期間中、関連イベントが企画されている。
- バラ園の見どころを解説する無料のガイドツアーを毎日実施するほか、
- 花苗などを販売するローズマーケットは10月10日(土)〜25日(日)に出店する。
- ベルギーの画家で植物学者のルドゥーテの作品を集めた展示即売会「ルドゥーテのバラと植物画」(10月11日(日)〜18日(日))では、ナポレオン皇后・ジョゼフィーヌにも愛された貴重な作品が並ぶほか、関連商品の販売も行われる。
- 「夕暮れのバラ〜マジックアワーとバラの灯りと〜」は、10月30日(金)〜11月末の午後4時30分から閉園まで、休眠を迎える直前のバラの美しさを演出する。
同園の代名詞ともいえるバラは、春と秋の年2回、「ローズフェスティバル」として展示されてきた。今年の春バラは新型コロナウイルスの影響で同園が休園中に見ごろのピークを迎えており、公開は叶わなかった。
会期中の入園料は大人540円、65歳以上310円、高校生〜20歳未満300円、小中学生200円。未就学児無料。(問)同園【電話】0463・73・6170