手づくりのターザンロープやブランコ、七輪でおやつを焼いたり、工作や絵を描いたり、時には喧嘩をしたり。茅ヶ崎には、子どもたちがやってみたいことを自由にできる遊び場『ちがぼ〜』があります。茅ヶ崎市民の森や街なかで行われているこの遊び場を運営するのは「茅ヶ崎に冒険遊び場をつくろう会(越地清美代表)」。茅ヶ崎市青少年課より委託を受けて活動をしていますが、2021年度は新型コロナ対策のため予算がつきません。しかし、メンバーの心意気で変わらず活動は続いています。
冒険遊び場は、そこにある道具や自然素材を使用して子ども自身が「遊び」を作り出し、その遊びを見守る大人がいる野外の遊び場のこと。NPO法人日本冒険遊び場づくり協会が主となり全国に広がりを見せている。
自分の責任で、自由に遊ぶ
ちがぼ~の誕生は2005年。「自分たちの子どもがのびのび自由に遊べる場所を創りたい」と、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会の趣旨に賛同した大人たちによって結成されました。”子どもの遊び場”にさまざまな禁止事項が増え、遊びから学べる機会が少なくなっている現在、ちがぼ~には、水遊び、泥遊び、焚き火、木登り…自然と向き合う機会がたくさんあります。
けがと弁当は自分持ち
自然と向き合う機会が多いちがぼ〜では、けがを含め自分の責任で遊ぶことが約束のひとつにあります。食べるものも、もちろん持参。ここで、ちがぼ~3つのお約束を紹介します。
【ちがぼ〜の3つのお約束】
1. 子どもが真ん中
できる限り「ダメよ!」を少なくできるような場をつくり、子どもの「やりたい!」を応援します。
2. ケガと弁当は自分持ち
水遊び、泥遊び、焚き火、木登り…冒険遊び場には、自然と向かい合う機会がたくさんあります。「やりたい!」にともなう危険やケガは自分で引き受けます。
3. 見守るもよし、一緒に遊ぶもよし
同じ思いの大人がゆるやかに手をつなぎ、子どもと「共にある」ことを目指します。幅広い世代との交流は、子どもたちの心を豊かに育てます。
開催場所や予定はフェイスブックにアップ
基本的に、ちがぼ~の遊び場は森と街なかになります。場所や雨天時の開催有無などの詳細は、すべてフェイスブックページにアップされますので、ご確認ください。参加は無料、予約も不要です。
越地代表からのメッセージ
ちがぼ〜は子どもだけでなく、大人も成長できる場所。これからも継続的に活動を続けるので、一緒に楽しめる仲間を募集しています。お気軽にご連絡ください。
【この記事はタウンニュース茅ヶ崎版(2020年2月7日号)掲載分を加筆・修正したものです】