ロンターレ・フロンタウンさぎぬまは11月1日から4カ月間、イッツコムチャンネルで「みやまえご近助体操」番組を放映する。コロナ禍で交流の場が減り、オンラインツールの活用も難しい高齢者向けに、区内4団体が自宅で定期的な運動の機会を提供する試みだ。
高齢者に運動機会を
区町連と川崎フロンターレらが中心となり昨年初めて、多世代交流イベント「みやまえご近助ピクニック」を開催。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。今回の試みは、イベント代替案として行った「手づくりマスク寄付プロジェクト」に次ぐ第2弾。高齢者の外出機会が減り、心身機能の低下が危惧されることなどから、自宅で運動できる機会を宮前区役所、イッツ・コミュニケーションズ(株)と共同企画した。
イッツコムは社会貢献の一環として11月1日から4カ月間、週替わりのプログラムを地上波11チャンネルで毎日放映する。時間は、平日が午前8時30分〜35分、土日が午前7時〜7時5分。
「風の中で」基に3分
放映されるのは、宮前区オリジナルのストレッチ体操「風の中で」をベースとした3分程度の体操プログラム。体操は川崎フロンターレのトレーナーが監修し、マスコットキャラクターの「ふろん太」君とともに番組内で指導する。撮影場所はフロンタウンさぎぬま(土橋)。オープニングには、高橋哲也区長をはじめ町会長や「風の中で」を作ったヘルスパートナーみやまえのメンバーら約30人が登場。年齢とともに体や心が弱る「フレイル」予防に必要な健康豆知識なども放映。番組の最後には、地域の公園体操を紹介する予定となっている。
区町連の持田和夫会長は「テレビを見ながら簡単にできる体操です。運動を習慣化し、お近くの公園体操にも参加してみて下さい」と話した。