三ツ沢地域でこども食堂や学習支援などの活動を行う「ふれあいっこ三ツ沢」(小川真奈美代表)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年3月から休止していた子ども食堂を三ツ沢東町自治会館で5月11日に再開する。
東町の子ども食堂は、三ツ沢地区の児童委員や民生委員が発起人となり、17年9月にスタート。地域住民や大学生なども参加し、子ども支援を通じた多世代交流の場として、月に1回開催していた。1年後の18年9月には三ツ沢西町でも子ども食堂の拠点を新たに設け、活動の範囲を広げていった。
代替活動を盛んに
新型コロナ感染拡大でこども食堂が休止した2カ月後に東町と西町の両会館で食品ロスの削減をめざそうと、希望する家庭に未利用食品を配るフードパントリーを実施した。神奈川大学=六角橋=と連携し、学生が外国人親子に向けた日本語支援もウェブ会議ツールを活用しオンラインで21年1月から3月にかけて実施するなど、子どもたちの支援を継続した。
東町や西町以外にも、コロナ禍で新たな活動を展開している。三ツ沢上町会館では、2020年度にプログラミング教育が必修化されたことを受け、プログラミングの基本学習を専門講師を招いて21年4月から開催。月1回、小学校の授業を補うカリキュラムを行っている。
また上町では、放置果実を活用したジャムを作って販売したりごみの廃棄を少しでも減らし、地球温暖化対策に取り組むため、蜜蝋を使ったラップ作りの講座を開くなど、子どもたちとフードロス削減や環境問題に取り組んでいる。
三ツ沢南町会館では、自宅での勉強が苦手な児童生徒や共働きなどで子どもの宿題を見ることができない家庭などを対象にした学習支援を月2回展開している。
5月11日の子ども食堂は、地域からの支援があり、カモ肉を使ったメニューを提供する予定。午後5時〜6時、6時〜7時の2部制で各15食提供。小中学生が対象(親子同伴可)で子ども100円、大人200円、幼児無料。事前申し込みが必要となる。申し込みはコチラ