- 「身近な物がどうやってできているのか知りたい!」「SDGsについてもっと学んでみたい!」という好奇心旺盛なあなたへ!
複合機やプリンターでおなじみの「働く」を助ける会社、富士フイルムビジネスイノベーションが手掛ける体験型施設が2024年6月に誕生しました!コンセプトは「サステナブル(持続可能)な地球の未来の探究」。レアリア記者が施設を体験レポートします!
校外学習など団体利用、ファミリーのお出かけにも!
- どんな体験ができて何が学べるの?サステナブルな地球ってどんなもの?企業はどんな取り組みをしているの?レアリア記者が潜入してみました! 自主学習や夏休みの自由研究のネタ探しにも!
目次
◆4つのエリアで体験できることは?
=「Studio」エリア
=「Technology」エリア
=「Think」エリア
=「Action」エリア
4つのエリアで体験できることは?
FLOOPは「Studio」「Technology」「Action」「Think」の4つのエリアに分かれています。それぞれのエリアを覗いてみます。
「Studio」エリア
- 未来の街を体験できるエリア「みんなとみらいシティ」
はじめに目に飛び込んでくるのは大きなスクリーンに映し出された街。富士フイルムビジネスイノベーションが描く未来の街を大画面で見ることができます。今はまだない職業の人が働く様子や、街の変化を感じられます。
私は「ファンタジークリエイター」になりました!エネルギー効率の高いデジタル環境で、人々に夢と希望を与えるクリエイターです。
他にも廃棄物や海洋ごみを生まれ変わらせる「リサイクル錬金術師」や遠隔地から3Dプリンターを通して料理を届ける料理人「グルメテレポーター」など、もしかしたらそんな職業が当たり前になる日が来るのかも?とワクワクしてきます。新しい働き方を想像したり、未来がどうなっていくのか考えるきっかけになりますね!
- 自分のオリジナル名刺を作っちゃおう「名刺作り体験」
ただの名刺ではなく、富士フイルムビジネスイノベーションのクラウドサービス「ApeosPlus desola」を使ったもの。OCR技術(文字を読み取る技術)で、手書きで書かれた文字を正確に読み取り、それをクラウド経由でプリンターに送信して名刺を印刷します。デザインを選び、名前とメッセージを書いたら世界にたった1つのオリジナルの名刺が完成!名刺は来館の記念に持ち帰ることができます。みんなで作り、名刺交換したくなりますね。
「Technology」エリア
富士フイルムビジネスイノベーションの商品の原理や技術を体験できるエリアです。
- 印刷ってどうやってるの?「プリントの仕組み」
作り方が似ている版画と照らし合わせてプリントの仕組みを分かりやすく解説しています。
- コピーってどうしてできる?「複合機の内部」を見てみよう
複合機の1部がシースルーになっていて普段は見ることができない内部の動きを見ることができます。
- 色って作るもの?「色のつくり方」
複合機では、「Y:イエロー」「M:マゼンタ」「C:シアン」「K:ブラック」の4色の粉の塗料を使って色を表現しています。この4色を混ぜ合わせて自分で色作りに挑戦できます。
「Think」エリア
地球の未来について深く考えるエリアです。地球温暖化や資源循環を自分事として捉え、地球の環境を良くするため、持続可能な社会にするための行動を促します。
- 対話型のコンテンツ「地球みらいサミット」
地球にたくさんある環境問題について、自分が国の代表だったらどんな行動をするかを選択します。その選択について、他の国の代表と話し合い、考えを深めていきます。
- 触れるデジタル「ミライブラリー」
リアルとバーチャルが融合した本棚です。手の動きをセンサーが認知し、本に触れずにページをめくって読む体験ができます。「触れるデジタル」の世界を体感できます。
社会で起きている問題を「自分事として考える」ことの大切さを感じました。他の人の意見を聞いたり、自分の言葉で話すことで考えも深まっていきます。
「Action」エリア
富士フイルムビジネスイノベーションの環境課題への技術や取り組みを体験できるエリアです。資源循環の仕組みやCO₂削減の取り組みを学ぶことができます。
- 「複合機の部品と素材」からリサイクルを考える
複合機に使われている部品は約15,000あるそうです。どんな部品、素材があるか、鉄やアルミなどの素材のうちのどのくらいがリサイクルされているかが分かります。
- 「クローズド・ループ・システム」資源の循環利用を考える
資源を捨てずに使い続け、廃棄ゼロを目指す仕組みをボールコースターで確認できます。
- 「Smart WelcomEyes+スマート節電」機械の中で何が働いている?
2種類のセンサーを組み合わせて複合機を効率的に動かしています。使う機能だけを動かすことで消費電力が抑えられるとか。ここではその機能を体感することができます。
他にも実際に目で見て、手で触れて分かりやすく学べるコンテンツが多数あります。資源循環やCO₂削減と聞くと、どうしても難しいイメージがありましたが、身近なところでその取り組みが行われていることに気づきました。ペットボトルや空き缶はリサイクルするなど、自分ができることから始めてみようと思うきっかけになりました!
予約方法は?
「FLOOP」の体験には事前の予約が必要。当日も空いていれば予約が可能です。個人での予約はもちろん、学校・教育団体での利用も受け付けています。
体験予約のページはこちらから
隣接するカフェでひとやすみ
体験の前後には隣接するカフェ「CAFE &Co-work」で休憩できます。「循環」をコンセプトに、環境に配慮したドリンクや軽食、アップサイクルスナック、雑貨などを販売しています。コワーキングエリアや待合スペースも併設され、誰でも自由に利用できます。
「FLOOP」に込められた思いとは
施設の名前である「Green Park FLOOP」には、自然との調和や環境配慮商品・サービスについて様々な人が学び、交流する空間になるようにとの想いを込めた「Green Park」と、富士フイルムビジネスイノベーションや未来(Future)、発見(Find)を表す「F」、そして大人の新たな発見と子どもの学びや自由な発想が循環し、持続可能な価値創造へ繋げる「LOOP (循環)」という意味が込められています。
富士フイルムビジネスイノベーションが地域に開かれた場をつくるのは初めてだとか。「生活のしやすさと環境への配慮をどう両立させるかを考える時間になれば」と話します。
体験してみて…
4つのエリアの体験を通して、富士フイルムビジネスイノベーションの商品のヒミツや環境への取り組みを知ることができました。また、地球の未来のために自分ができることを考えるきっかけにもなりました。子ども向けなのかな?と思いきや、大人にとっても勉強になるコンテンツばかり。どんな方でも楽しみながら学べる施設です!
横浜駅からも歩ける距離なので、夏休みや冬休みの遊び場として家族そろって体験するも良し、学校など団体でも利用しやすいと思いました。1時間ほどで全ての体験ができます。
「なんで?」「どうして?」そんな疑問が生まれ、それを楽しみながら学べる施設でした!持続可能な地球の未来に向けて、早速できることを探してみようと思います!