幅広い世代の書いた優しい言葉が茂った木
「優しく接する」「いっしょに楽しい時間をつくる」「ホットケーキを作ってあげる」–。子どもから大人まで幅広い世代の人々が、認知症の人に対する接し方などを書いた「希望の木」が、旭区の川井地域ケアプラザで展示されている。
これは同ケアプラザが取り組む「チームオレンジ」の一環。チームオレンジは認知症患者や家族に対するサポート体制を整える取り組みで、国が2019年度から推進している。同ケアプラザでは24年度から開始した。
希望の木の”葉っぱ”は、昨年9月から12月にかけて実施した音楽ライブや認知症サポーター養成講座などの参加者が手がけたもの。小学生は接し方を、一般参加者は認知症の人や家族が住み慣れた地域で過ごすためにできることを、それぞれ書いている。
同ケアプラザには、合計271枚の葉っぱを付けた5本の希望の木が並ぶ。北瀬淳子所長は「認知症について関心を持つ人が多くなれば。ちょっとした気遣いが支援につながります」と呼びかけている。展示は3月末までの予定。