日々の小さな積み重ねでフードロスを減らす
フードロスの問題が注目されるようになって久しいですが、皆さんはどのような対策を実践していますか?
買い物前に冷蔵庫の中身を確認する、適量を購入する、食材を正しく保存する…そんな日々の小さな工夫と積み重ねがフードロスを減らすことに繋がります。
それでも、日本では2022年の食品ロスが472万トン発生したと言われており、これは大型トラック(10トン車)約1,290台分が毎日廃棄されていることになるそう。フードロスをさらに減らすためには、一人ひとりの意識と行動の変化が求められています。
茅ヶ崎市内でもSDGsに関する取り組みが数多く行われていますが、茅ヶ崎南地区(中海岸・共恵・幸町・若松町)では、フードロスの削減と地域の支え合いを目的に、2024年度からフードバンクとフードパントリーが開催されています。
食品を集める活動を「フードバンク」・必要な方に配布する活動を「フードパントリー」といいます。
使い切れない・食べきれない食品の寄付を募集
茅ヶ崎南地区フードバンク
- 日時:2025年3月7日(金)・8日(土) 10:00〜14:00
- 場所:高砂コミュニティセンター 1階フリースペース
寄付できる食品はご家庭で使用しないもので、以下の条件を満たすものとなります。
- 未開封・未使用の食品
- 賞味期限が2週間以上残っているもの
- お米は精米から6か月以内
- 生もの、調理済み食品、要冷蔵・要冷凍食品は受付不可
茅ヶ崎南地区が実施しますが、茅ヶ崎南地区以外の方も寄付が可能となっています。

ご家庭で使用しない食品をお持ちください
集まった食品は3月16日に配布されます
茅ヶ崎南地区フードパントリー
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日時:2025年3月16日(日) 10:00〜14:00
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場所:高砂コミュニティセンター
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備考:食品がなくなり次第終了。茅ヶ崎南地区以外の方も利用可能
寄付された食品は、必要としている方々に無料で配布されます。ただし、新たなフードロスを生まないためにも、ご家庭で使い切れる分だけを持ち帰るよう、主催者が呼び掛けています。
フードロスを減らし、地域の支え合いの輪を広げよう
このフードバンク/パントリーは、茅ヶ崎南地区フードバンク委員会(茅ヶ崎南地区社会福祉協議会、茅ヶ崎南地区まちぢから協議会、茅ヶ崎南地区民生委員児童委員協議会)が主催し、市社会福祉協議会や市地域福祉課も協力しています。
また、地元商店会の協力を得ながら、今後は商店や飲食店からの寄付も受け付ける仕組みを構築をして、継続的な支援を続けたいと考えているそうです。
フードロスを減らすことはもちろん、地域との関係が希薄になりがちな現在の社会では、支援を必要としている人をサポートし、地域全体で助け合える仕組みを構築していくことが求められています。
こうした活動が、地域の支え合いを広げる第一歩となっていくに違いありません。
皆さんのご自宅にも使い切れない・食べきれない食品が眠っていませんか。もしそうした食品があれば、この機会に寄付を検討してみてはいかがでしょう。