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「1人から世界を変えられる!SDGsを『メガネ』にして買い物や行動を選択するきっかけに」雄三通りのSDGs化に取り組むスーパー高校生・金丸泰山さん

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JC少年少女国連大使2019を務めた金丸泰山さん

新聞やテレビで特集が組まれたり、積極的に実践している企業も増えていることもあり、一般の人にも浸透してきた「SDGs」。茅ヶ崎市東海岸南に住む高校生2年生の金丸泰山さん(16)は、こうしたムーブメントが広がる3年前から「SDGs」の活動に取り組んでいます。

そのきっかけは、本やインターネットで知ったり、誰かに勧められたからではありません。当時中学3年生だった泰山さんが、生活の中で自ら気づき、考え、調べ、行動した結果のことでした。

泰山さんと話していると、予測不能なこれからの世の中、「自ら気づき、考え、調べ、行動する」ことこそが、本当の意味での「生き抜くチカラ」なのだと感じさせられます。茅ヶ崎のメインストリート「雄三通りのSDGs化プロジェクト」を仕掛けるなど、大人顔負けの知識と洞察力、そして行動力にあふれる若きリーダーをインタビューしました。

イベントで講演を行う泰山さん

金丸 泰山さん(16)

茅ヶ崎の海側に住み、幼い頃から茅ヶ崎の海が大好きだったが、年々増えていく海のプラスティックゴミが気になるように。伊勢原の「自修館中等教育学校」で学業に励む傍ら、両親と一緒にビーチクリーンを実践する中、「僕にできることはないか」と先生に相談したところ、「少年少女国連大使」のプログラムを知る。全国から選抜された30人の「少年少女国連大使」の一人として、スイス・ジュネーヴの国連欧州本部やスウェーデン・マルメ市などの先進事例を見学。実地研修では市内に設置されたゴミ箱の多さや、再利用を促す工夫に感銘を受けた。帰国後は「雄三通りSDGs化プロジェクト」を推進。そのほか、「SDGs for School 認定エデュケーター」の資格を取得して小・中学生向けに授業をしたり、イベントなどで講演をするなど、活動の幅を広げている。

まずは茅ヶ崎の消費活動から変革!

スイスやスウェーデンから帰国した後、中学3年生の泰山さんは、まず地元・茅ヶ崎の人にSDGsを知ってもらい、市民レベルで取り組んでいけたらと考え、「雄三通りSDGs化プロジェクト」を提案しました。通りにある各店舗に依頼して、消費者にSDGsを普及する活動です。

例えば、パン屋さんではプラごみ削減のために容器持参したお客さんには値引きする仕組みを提案。また、接骨院では紙タオル削減のためにタオルの持参をお願いしたり、ステンレスストローを推進するお店の取り組みを紹介するなど、1店舗ずつ回り、丁寧に交渉したそうです。

「現在はコロナの影響で実践できていないお店もあるのですが、学校を卒業する2023年までに雄三通りの全ての店舗でSDGsを普及させたいと思っています。SDGsを『メガネ』だと思って、私たちの生活に結び付けてほしい」と力強く語ります。

パン屋「B-grotto」さんに、カゴの容器での販売を提案する泰山さん

「次の世代にもSDGsのバトンを」児童向けの書籍でも特集

2020年2月には、これまでの活動が編集者の目に留まり、書籍『地球が危ない!プラスチックごみ』(汐文社)で特集を組まれました。

泰山さんの活動は6ページにわたってクローズアップされ、環境や人体へ悪影響を及ぼす「マイクロプラスチック」に関心を抱いたきっかけや、家族で励む清掃活動などがインタビューされています。そのほか、「少年少女国連大使」としてスイスとスウェーデンを訪問した際のレポートが、実際の写真を交えて紹介されています。

そのほか、『SDGs for School 認定エデュケーター』として、小・中学生向けに授業も実施。泰山さん自身まだまだ若いですが、すでに次の世代へSDGsのバトンをつないでいます

新聞記事を使ったワークショップでは、記事で紹介されているニュースが「SDGs目標の何番に関連するか」について、子どもたちがそれぞれの意見を出し合い、考え、行動するきっかけになっています。

「最近では、子どもたちにも『SDGs』という言葉や考え方が広まっていると感じています。書籍やワークショップをきっかけに、子どもたちが身の回りで起こっていることとSDGsとを紐付け、意識を高めてもらえればうれしいですね」

ハワイの高校生たちとSDGsリモート会議!

高校1年生の夏には、コロナ禍の中、オンラインでMinglocal主催の『日本×ハワイSDGsリモート会議』 に出席。姉妹都市・ホノルルをつなぐ架け橋として活躍しました。日本からは泰山さんを含む「少年少女国連大使」の3人、ハワイからは Hawaii Youth Climate Coalition(ハワイ青年気候団体)の3 人が参加。それぞれが取り組む環境活動をテーマに、フードロスの問題や現在の教育が抱えている課題、ごみ処理の問題などについて、意見交換や情報共有を行いました。

オンラインでハワイと日本の高校生が「SDGs」について語り合いました

動画では、茅ヶ崎とホノルル両市の共通点「海」の問題について、同じ思いで取り組んでいる高校生たちの思いを聞くことが出来ます。

「行動する先に、何か大きな変化が生まれる」

スイスやスウェーデンの視察後から約2年半。コロナ禍で社会も大きく変化し、SDGsの取り組みも広がりを見せました。

「これまでの活動で学んだことは、『自分から動き出すことの大切さ』です。行動する先に、何か大きな変化が生まれると感じています。実際、僕をきっかけにSDGsを知ってくれる人が増えたり、世界中に同じ志をもつ仲間ができて、たくさんのつながりが生まれました。こうした経験から、今までは『1人でも世界を変えられる』をキャッチコピーにしてきましたが、今は『〝1人から〟から世界を変えられる』と考えるようになりました。これからも、想いを行動に移すことの大切さを伝えられたら」と語ります。

コロナ禍でも歩みを止めず

その言葉通り、コロナ禍だって何のその。泰山さんは歩みを止めていません。2021年5月には、新たにチラシ「SDGs×YUZO」を自作して商店街の店に配布しました。

学業と生徒会長、部活動の合間を縫ってチラシを作成しました

「茅ヶ崎の人が『SDGs』という言葉は知らなくても、環境問題や社会問題に対しての情報や意識が頭の片隅にあって、商品の購入や何かの行動を選ぶ時に「あっ、そういえば、こんな社会問題があったから、自分はこの商品を買うのはやめよう」「こっちの方が環境に優しいかも」と意識して選択する人が多い街になればいいなと思っています」

グローバルの視点を持ちつつ、茅ヶ崎で実践!

高校2年生の秋を迎え、そろそろ大学進学などの次のステップも見えてきた泰山さん。これまで国内の著名人との対談をはじめ、海外への視察、ハワイの高校生たちとの交流など、多角的でグローバルな活動を行ってきただけに、世界を見据えていると思いきや・・・?

「高校卒業については、本当にやりたいことを模索中です」と意外な答えが。また、活動の軸はあくまでも「地元・茅ヶ崎」ときっぱり。

現時点では『グローバルな視点も持ちながら、落としは茅ヶ崎』という感じですね。雄三通りでの取り組みをモデルケースに、茅ヶ崎のほかの通りでも実践すれば、県内や国内だけでなく海外からも注目されて、世界に広まっていくと思います。『未来をつくる雄三通り』にするために、この1・2年で多くの人を巻き込んでいけたら

頼もしい若きリーダーの動向は、これからも目が離せませんね!

河野太郎大臣との対談も

戸塚の大川印刷のSDGsの取り組みを取材し、講演会で発表しました

【Instagram】@global_ambassador.taizan @tckshonan
【Facebook】金丸泰山 

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住所

神奈川県茅ヶ崎市

メールアドレス

tckshonan@gmail.com

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公開日:2021-09-16

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