かつて相模野台地一面に咲いていた「ミシマサイコ」の歴史や育て方を学べる講座が7月5日(土)、氷川神社(清新)で開催される。午後1時から3時まで。参加費500円(ミシマサイコの苗または種と資料の代金として)。
ミシマサイコとは夏場に小さな黄色い花を咲かせるセリ科の一種。漢方薬として使用されることでも知られている。
相模原市が位置する相模野台地には「柴胡が原」と称されるほど群生していたこともあり、開拓者の貴重な収入源になっていたと伝えられている。現在は絶滅危惧種に指定されており、群生した様子を記憶する人は少ない。
今回の講座は「相模原柴胡の会」が主催し、「ミシマサイコへの恩返しとして後世へ伝えたい」との思いから氷川神社が共催する。同会の福田智行会長は「相模原市民の歌にも歌われているミシマサイコを家庭で育てみませんか」と話す。
定員は先着20人。申し込み・問い合わせは福田会長【携帯電話】090・1426・8989へ。