市民グループ「三浦半島の文化を考える会」は9月6日(土)、近代港町の特徴的な景観である坂道と石垣に焦点を当てた講座を開く。
テーマは「近代横須賀発展の景観遺産 ─海と船から見える坂道とブラフ積み石垣─」。国土技術政策総合研究所元部長の吉田秀樹氏が講師を務める。建造物から地域の歴史を紐解いていく活動を行っている吉田氏が、横須賀市内に現存するブラフ積み石垣の調査結果を報告する。
ブラフ積みは、横浜山手の外国人居住地などで見られる明治期に流入した西洋式の土木技術。石を長辺と短辺が交互に並ぶように積んでいくのが特徴だ。市内にも多数存在しており、分布や歴史的景観の形成経緯などを紹介する。
会場は日の出町のヴェルクよこすか6階第1会議室。午後1時30分から3時30分。参加費500円(資料代)で先着50人。希望者は、往復はがきに【1】郵便番号【2】住所【3】氏名【4】電話番号【5】講座名を記して、〒238―0035 横須賀市池上2の1の5 久保木実方(三浦半島の文化を考える会事務局)。