逗子市、葉山町の聴覚障害者と支援者で構成される「音のないフェスティバル実行委員会」は9月15日(月)、手話言語の普及を目的としたイベント「音のないフェスティバル」を開催する。逗子文化プラザ市民交流センターで、午前10時から午後3時まで。
今年で4回目の開催となる同イベントは、会場内での発声が禁止されており、来場者は手話やジェスチャー、筆談を通じてコミュニケーションをとる。これにより、ろう者の生活や手話が大切な言語であることを知るっかけとなる。手話が初めての人でも、簡単な手話教室が随時開催されるため、誰でも気軽に楽しめる。
主催者によると、「同様の取り組みは日本では他地域にはない」と、全日本ろうあ連盟の役員から話があったという。
会場では、飲食店や金魚すくい、キッチンカーなどの出店のほか、音のないダンス、絵本の手話語り、手話紙芝居、機器展示などさまざまなプログラムが行われる。
今年は東京で「聞こえない・聞こえにくい人のオリンピック」と言われるデフリンピックが開催されることにちなみ、地元のデフリンピック選手2名による講演会(午前11時〜、午後1時30分〜)も実施される。ユニフォームの展示、ビームライフルの競技体験も企画されている。参加費は無料。雨天決行。
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