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「『見て見て』が止まらない」子育て日記・その8

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「『見て見て』が止まらない」子育て日記・その8

子どもはよく呼びます。

「見て!」

朝からです。

振り向くと、靴下を一人で履いていただけでした。もちろん拍手です。

すると数秒後。

「見て!」

今度は反対側です。

さっきの続きだと思うのですが、本人の中では別件らしい。もちろん見ます。

そしてまた、

「見て!」

今度はジャンプです。床から少し浮いています。

本人は満面の笑みです。こちらも拍手です。

公園へ行くと、さらに忙しくなります。

「見て!」

鉄棒です。見ます。

「もう一回見て!」

見ます。

「今の見た?」

見ました。

たぶん同じ技です。しかし本人は少し誇らしそうです。

その日は近くにいた子も鉄棒をしていました。

すると突然、

「見て!」

こちらを見ています。増えました。

今度はその隣の子も、

「見て!」

さらに増えました。

なぜなのでしょう。公園には時々そういう日があります。気づけば順番待ちです。

鉄棒。うんてい。ジャンプ。謎のポーズ。

発表会が続きます。

こちらは見学係として大忙しです。誰も遠慮しません。

みんな堂々と見てほしがっています。

少し前まで知らなかった子なのに、気づけば全員の演技を見ています。

帰り道、ふと聞いてみました。

「そんなに見てほしいの?」

すると、

「うん。」

即答でした。

理由はそれ以上ありません。

家に帰ると、今度は絵を持ってきました。

「見て!」

恐竜なのか電車なのか、少し判断が難しい作品でした。でも本人は満足そうです。

その日、公園で会った子たちも、みんな同じ顔をしていました。

でもそこで、「それは承認欲求というものですね」

なんて話を始めたら、公園で増殖した「見て!」軍団に怒られそうです。

見てほしいから見てほしい。

理由はそれで十分なのでしょう。

あなたが最後に誰かに「見て!」と言ったのは、いつですか。

『へんてこ子育て日記』はこちら

住所

神奈川県横浜市

公開日:2026-07-27

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