横浜で3年に1度、開催される現代アートの国際展、ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」が7月17日、横浜美術館などを会場に開幕した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で国の内外で芸術祭が延期となる中、他に先駆けて2週間遅れで実施を決定。日時指定予約制の導入、来場者同士の距離を確保するためのフロアマーカーの設置など多様な感染症対策を講じた。会期は10月11日まで。
参加した作家は20代、30代が半数を占める。海外アーティストが来日できない中、オンラインミーティングを重ねながら展示を実現した。
開幕前日の記者会見ではインドと中継を結び、アーティスティック・ディレクターを務めたラクス・メディア・コレクティヴが登場。「世界が根本的な変革の時を迎えている。世界に癒しを与えるアートの力を強く自覚している」と話した。