新橋町在住の宮藤凉一さんの銅版画展が9月30日(水)から10月5日(月)まで、泉区民文化センターテアトルフォンテ(相鉄いずみ中央駅そば)で開かれる。時間は午前9時半から午後6時半まで(初日は午後2時から、最終日は午後4時まで)。入場自由。
同館での個展は今回で3度目。2年間で制作した約40点の作品とスケッチ700点を展示する。
「黒の技法」とは?
宮藤さんの銅版画は「メゾチント」という技法で制作されたもの。銅版の表面に専用の道具であらかじめ無数の傷をつけて黒色の下地をつくり、その傷を削って明暗をつけていくことから、別名「黒の技法」とも呼ばれている。濃淡を豊かに表現できるのが特徴で「削り進めて少しずつ形が現れてきたときの喜びは格別」と宮藤さん。
多摩美術大学卒業後、同大学院を経て中学校の美術教諭に。元々はリトグラフ(石版画)が専門。定年を機に独学で銅版画を学び、現在は趣味として楽しんでいる。宮藤さんは「是非この機会に足を運んで頂ければ」と話した。