はだの大日堂保存会(松本亮三会長=人物風土記で紹介)が11月1日(日)から3日(水)に、大日堂(秦野市蓑毛674)で文化財特別公開を実施する。午前10時から午後3時。入場無料。
みのげの文化財を守り伝えていく
例年、文化財保護強調週間に合わせ市内数カ所の特別公開を市が主催していた。コロナ禍での今年の中止を受け、「みのげの文化財を守り伝えていくため、一人でも多くの人に見て欲しい」と会独自での開催を決めた。
当日は国の登録有形文化財である仁王門、大日堂、十王堂、地蔵堂のほか、木造二王立像、木造五智如来坐像、木造聖観音菩薩立像、木造十王像など市や県の指定重要文化財も公開。同会のボランティア説明員による解説も聞くことができる。
お札や御朱印の受け付けも
また、特別公開ではお札や御朱印の受け付けも予定。今年は感染症対策として規模を縮小し、例年行われていた露店、茶会、お寺カフェ、仏画・写経展等は中止となる。
大日堂保存会は2010年に「秦野みのげ文化の会」として発足し、今年7月に改名。現在、約150人が所属している。仏像建物修復、広報啓発、環境整備の3部会で構成され、大日堂の草取りや掃除、月1回(第1日曜)の一般公開等の活動を行っている。
特別公開に関する問い合わせは宝蓮寺【電話】0463・81・3528へ。