心落ち着かせる天然い草の香り、つい寝転びたくなる優しい肌触り…。洋間のお宅が増えましたが、「畳が好き!」という人は多いのではないでしょうか。
畳を長持ちさせるには、定期的なメンテナンス=畳替えが大切です
そこで、半世紀の歴史がある森田畳店の要害代表に、畳替えのサインをお聞きしました。「そろそろ、畳替えの時期かな…」と考えている方、ぜひご参考にして下さい。
まずは基本知識!畳替えとは?
「そもそも畳替えって?」という人もいるかもしれません。種類は2つだそうです。
- 裏返し=畳表(表面のゴザ)を裏返して貼り直しすること
- 表替え=畳表を新しくすること
また、畳床の劣化が激しい場合は、完全に新調する必要があるそうです。
劣化のスピードは家それぞれ
要害さんによると、劣化の速さは、和室をどのように利用しているか、また、陽当たりや通気性で大きく左右されます。
畳替えのペースは概ね「5~7年に1回」との事ですが…、住環境を踏まえて考える必要があるんですね。
畳替えのサイン4点
では、どのようなサインを見つけたら畳替えを考えるべきなのでしょうか。
①畳表の擦れ
重いものを引きずったり、経年劣化で出来る「擦れ」。表面がささくれ、洋服に付いたりします。
②日焼け
陽当たりのよい部屋は特に注意。新しい畳ならではの光沢感が無くなり、すすけたような色味になってしまいます。
③カビの発生
「畳の天敵は湿気です」と要害代表。畳は調湿性能が高いだけに、しっかり部屋の換気をしないと、カビの餌食に…。特に高温多湿な6月~9月は要注意。
④踏むとブカブカする
歩いた時の踏み心地がブカブカしたなら、畳床が劣化している証拠です。
このような症状を見つけりしたら、まずは専門家に相談してみましょう!
長持ちの秘訣とは
長持ちさせるうえで、日常生活で気をつけるべきポイントもお聞きしました。
- 部屋をこまめに換気する
- 布団などを敷いたままにしない
- 適度に陽光を入れる
- 掃除機は、い草の目に沿うようにかける=擦れ防止
暗く、ジメジメとした環境は畳にとって良くない模様。掃除機も盲点です。
畳の相談は森田畳店へ
- 取材時に感じたことですが、要害代表は専門的な内容をとても分かりやすく解説してくれます。ご相談やお見積りは無料。不安や疑問があれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。