沖縄に700年以上前から伝承され、空手の両輪とされる「琉球古武術」。
棒、釵(サイ)、トンファー、ヌンチャク、鎌、鉄甲、ティンベー、スルジンの8種の武器を使うのが特徴です。国内に14支部、海外に23(!)支部を持つ琉球古武術保存振興会八王子支部(古心塾)の支部長、尾澤賢一さんに琉球古武術を教えてもらいました。
棒術は基本
「琉球古武術は8種の武器について、42の型があります」と尾澤さん。そのうち棒術の型は22種の半数以上を占めています。8種の中で棒術は最も研究されたようですよ。型、各武器の使い方、基本組手、さらに技を検証する分解組手などを学んでいきます。
釵(サイ)
釵は十手のような形をした武器です。
一対の釵をそれぞれの手に持ち、打つ、突く、受ける、引っかける、投げる等の攻防に備える武器です。空手で言えば手刀系の技術が含まれているそう。両手に持つだけでも結構な運動になりそう。
トンファー
一対のトンファーをそれぞれの手に持ち、攻防に備える武器。尾澤さん曰く「小指で振る」のだそう。小指に神経を集中!
鎌
もちろんこれは、刃を落としたもの。空手で言えば、くり手・かけ手の技術が含まれています。
と、今回は4種の武術について尾澤さんに解説してもらいました。
- 自分の目の前で尾澤さんの型を披露してもらいましたが、隙のない所作に圧倒されると同時に、憧れをいだくほど美しいのです。
しかし空手経験者ではないと難しそうかな…と思っていたら、空手を習っていない小学生や60代ぐらいの方も習い始めているとか。その人の体力に合わせた指導をしてくれるので、徐々に体がついてくるそうです。
琉球古武術はこんな方にお勧めです
- 空手経験者、大歓迎!
- 空手初心者OK
- 年配の方OK
- 心の安定・健康に
- 自信を持ちたい人