今年の干支は寅–。野生のトラは国内に生息していないものの、昔から邪気をはらう力をもつ霊獣とされ、厄除けの縁起ものやことわざ、慣用句などにも登場。人々に親しまれてきた。
ただ、多摩動物公園(日野市)によると現在、野生のトラは絶滅の危機に瀕しているという。
生息地である東、東南アジアやロシアなどの森林地帯が開発や伐採によって分断され、100年前に世界で10万頭いたとされる野生のトラは現在ではおよそ3千頭まで減少しているという。
多摩動物公園では現在、寅年にちなんだトラをテーマにした企画展「とらえてみよう トラの魅力」を開催している。日本人とトラの関わりについてや、同園にいるアムールトラの生態に関するもの、野生のトラの現状についてなどをパネルなどで学べるようになっているという。
今年はあす2日(日)から。入園は事前予約が必要な場合あり。詳細は同園HPで。