茅ヶ崎沖・えぼし岩周辺で養殖されている「えぼしわかめ」が収穫の最盛期を迎えました。
漁師の田中雄太さん(雄満丸)は「暖冬だと言われるが、水温が下がって順調に伸びている。湯がくと、きれいな緑色に変わるのが、朝採れのわかめの醍醐味。ぜひ味わって」と呼び掛けます。
えぼしわかめの養殖は、11月上旬から養殖場を整え、12月上旬に約2〜3㎝の種を巻きつけた約30mの養殖縄を浮き球とともに海に沈めるそうです。
収穫は1月末から3月にかけての約2カ月限定。早春のわかめは茎まで柔らかいため、傷めないよう手作業で収穫されます。
「今の季節が一番柔らかくておいしい。食べ方は、わかめのしゃぶしゃぶがおすすめ。さっと湯がいて、色の変化も楽しめるのが、生わかめの醍醐味だよね」
「松葉ひじき」の販売も
わかめと合わせて、根元の松葉ひじきも販売されます。「国産ひじきは1割しか流通しておらず、中でも早摘みのひじきは希少。茅ヶ崎沖でも採れることを知ってほしい」。
生わかめ1袋、ひじき1パックは各500円税込。茅ヶ崎漁港の船宿「沖右ヱ門丸」「まごうの丸」での店舗販売のほか、漁師の田中さん(090・3109・9196)から直接購入できます。「わいわい市寒川店」では、各550円税込で取り扱い。いずれも数量限定です。
2月17日(土)9時から「生わかめまつり」とシーサイドマルシェ
2月17日㈯は、茅ケ崎市漁業協同組合によるシーサイドマルシェと「生わかめまつり」を同時開催します。午前9時から漁港駐車場南側多目的広場で、わかめや鮮魚、干物のほか、地元店がパンやマフィン等を販売します。「例年、30分ほどでわかめが完売してしまう人気イベント。ぜひ来場を」