1月末から2カ月の限定販売
えぼし岩周辺で養殖されている「えぼしわかめ」が収穫の最盛期を迎えました。雄満丸の漁師・田中雄太さんは「先日の寒波により水温が下がったので、2023年も順調に伸びている。毎年、早々に売り切れてしまうので、早めに味わって」と呼び掛けます。

手作業でわかめを収穫する田中さん
えぼしわかめの養殖は、11月上旬から養殖場を整え、12月上旬に約2〜3㎝の種を巻きつけた約30mの養殖縄を浮き球とともに海に沈めるそうです。
収穫は1月末から3月にかけての約2カ月限定。早春のわかめは茎まで柔らかいため、傷めないよう手作業で収穫されます。
「今の季節が一番柔らかくておいしい。湯がくと、綺麗な緑色に変わるのが、朝採れの新芽の証。ぜひ味わって」

寒空の下、わかめを袋詰めする田中さん
「松葉ひじき」の販売も
わかめと合わせて、根元の松葉ひじきも販売されます。「国産ひじきは1割しか流通しておらず、中でも早摘みのひじきは希少。茅ヶ崎沖でも採れることを知ってほしい」。
生わかめ1袋、ひじき1パックは各500円税込。茅ヶ崎漁港の船宿「沖右ヱ門丸」「一俊丸」「まごうの丸」での店舗販売のほか、漁師の田中さん(090・3109・9196)から直接購入できます。「わいわい市寒川店」では、各550円税込で取り扱い。いずれも数量限定です。

漁師や船宿からの直販は、生わかめ1袋・生ひじき1パック 各500円税込
2月4日(土)9時から、3年ぶりに「生わかめまつり」
2月4日㈯は、3年ぶりに「生わかめまつり」を開催します。午前9時から茅ヶ崎漁港駐車場南側・多目的広場で、わかめのほか、鮮魚、干物、水産加工物を販売します。茅ヶ崎市漁業協同組合は「例年30分ほどで完売してしまう人気イベントです。ぜひ来場ください」と話します。