下小田中の6町会で成る「下小田中交通部連絡協議会」。各町会の交通指導員が所属しており、現在は40代〜80代までの45人で活動している。
主な取り組みは、毎月1日と15日に実施している「朝の見守り活動」。各町会で持ち場を決め、児童の登校や地域住民の安全を見守っている。
中原区は自転車利用者が多い地域のため、「自転車のマナーアップ」にも注力。9、10月には朝の自転車マナーアップ運動を、10月から翌年3月までは夜間に呼びかけを行っている。
春夏秋冬の交通安全運動期間は、中原警察署や中原交通安全協会とともに啓発。コロナ流行以前は、盆踊りや初詣の際の交通整理も行っていた。
平成2年、住居表示実施に伴って下小田中が1〜6丁目に分かれることになった際、「下小田中全体のつながりをなくしたくない」と会を発足。当初は年2回の見守り活動だけだったが、区内随一の規模に成長。会長の内藤和平さんは「事故のない安全な地域にしたいという一心から。先輩方から続くこの思いを引き継ぎたい」と話す。顧問の朝比奈義和さんは「下小田中を起点に、他の地域へも思いが広がっていけば」とコメント。今後は、自転車のルール遵守に関する新しい取り組みを始めたいという。