【県西移住者レポート】平澤庄次郎さん(小田原市)快適なリモートワーク環境を求め、たどり着いた小田原という選択

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【県西移住者レポート】平澤庄次郎さん(小田原市)快適なリモートワーク環境を求め、たどり着いた小田原という選択

コロナ禍をきっかけに広がる「新しい生活様式」。オフィスに出社せずに自宅で仕事をする働き方「リモートワーク」もそのひとつ。品川区のIT企業に勤める平澤庄次郎さん(38)は、快適なリモートワーク環境を求めて、令和2(2020)年8月に小田原市へと移住しました。「住環境が良くなって、健康的になり、おいしい海の幸にも出会えました」と話しています。

「会社に行かないなら、東京にいるメリットは少ない」

普段の仕事中の様子

小田原市に引っ越す以前、平澤さんは広さ19㎡、会社まで徒歩10分の家に住んでいました。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染が広がると、令和2(2020)年4月から出社が月1回程度、原則リモートワークの生活へと変容。「近所のお店もやっていないし、会社に行かないのであれば、このまま東京にいてもメリットは少ない」と考えるようになり、転居先を探し始めました。月に1回は出社しなければならない平澤さんにとって必須条件となったのが新幹線が止まる駅。静岡県三島市も候補に挙がりましたが、「小田原から品川までは新幹線で30分もあれば着きますし、家を出てから会社まで約1時間です。実家の伊豆からも近く、親に何かあったらすぐに行けるのもいいですね」。これらが決め手となり、小田原市に移住しました。

「広さ2倍で家賃は安く、健康にもなりました」

平澤さんこだわりの仕事環境。オンラインミーティングも立ったまま参加します

小田原市の新居は、平澤さんにとって理想に近いものでした。「都内で住んでいた家と比べて部屋の広さはほぼ2倍で、家賃も約1万5,000円安くなりました」。リモートワーク環境の充実にも余念がありません。試行錯誤を重ねて出来上がった仕事場には、目線の高さに設置されたディスプレイや、移動式テーブルの上に置かれたキーボードはあるものの、なんと、イスや机がありません。「ずっと座って仕事をしていると気が滅入ってくるので、それならばと思いイスと机は無くしました。でも、仕事の効率も上がりましたよ」とにっこり。

VRゴーグルを装着して、ゲームの世界に没頭する平澤さん。手足を大きく動かし、楽しそうにゲームをプレーしています

専用のゴーグルが360度の映像を映すことで実際に自分がその空間にいるように感じられるVR(バーチャル・リアリティ)のゲームには、小田原市の広い家に引っ越してきてから熱中するようになったといいます。手を大きく振ったり、足踏みをしたりと、体全体を大きく動かしながらゲームをする様子はとても楽しそう。「小田原市に来てから体重が約10㎏痩せました。VRで有酸素運動をして、筋トレをするのが習慣になっています。最近は腹筋も割れました」と、健康的な生活を送っています。

小田原の海の幸に舌鼓

大将との何気ないコミュニケーションにもいやされるそうです

漁港を有する小田原市は海の幸が豊富なことでも有名です。平澤さんも小田原市に移住してから魚屋や寿司屋をよく訪れるようになりました。「近所の魚屋に行くと、都内で見たこともなかった珍しい魚が並んでいてびっくりしました。今日はどんな魚が入っているか、お店のツイッターでこまめに確認して、ついつい見に行っちゃうんです」と話します。また、行きつけの寿司屋では、「おいしい地魚を大将のお任せで食べられる環境はぜいたくですね」と話し、海の幸に舌鼓を打ちながら大将とのコミュニケーションを楽しんでいました。

今回の移住は平澤さんにとって正解だったのでしょうか。そんな質問をぶつけてみると、「小田原市に引っ越してきたときには、ダメだったらもう一度引っ越せばいいと思っていましたが、もう1年半も住んでいます。今の生活に十分満足しているということなんでしょうね」と頬をゆるませます。「移住で悩んでいる人は、とりあえず来てみたらきっと分かりますよ」と、これから移住を考えている方に向けて小田原市からエールを送ってくれました。

小田原市では、移住に関する情報や、移住相談の連絡先を掲載しているWEBマガジン「オダワラボ」を発信しています。
https://odawalab.com/ (オダワラボ)

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公開日:2022-03-15

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