【県西いやしの旅 湯河原編】湯けむりと四季彩のまちをめぐる 心身整うヒーリングの旅

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【県西いやしの旅 湯河原編】湯けむりと四季彩のまちをめぐる 心身整うヒーリングの旅

神奈川県の奥座敷、湯河原は、古くは『万葉集』でも詠われ、そして数多くの文人が愛した湯けむりのまち。自然散策やカフェ、温泉、神社などをめぐって、日常生活の中で忘れがちな、心身をより健康な状態に近づけていく「未病改善」のための心身整うヒーリングの旅に出かけてみませんか。

【目次】
湯河原海水浴場
湯河原惣湯 Books and Retreat
ちぼり湯河原スイーツファクトリー
幕山ハイキングコース
MUSEUM CAFE and garden
五所神社

湯河原海水浴場

気持ちの良い海風で心もリフレッシュ(写真提供:湯河原町)

湯河原町の吉浜にある「湯河原海水浴場」は、遠浅で透明度が高いのが特徴で、家族でも安心して海水浴を楽しめる海岸として親しまれており、夏には海の家も開設されます。また、都内から車で1時間半ほどというアクセスの良さから、1年を通してサーファーが集まる海としても知られています。

夏の湯河原海岸。みんなで海水浴を楽しもう!

眺めの美しさもここの魅力のひとつ。日の出の時間は、朝日が空と水平線を染める朱色のグラデーションを見るために早朝からウォーキングやランニングに励む人もいるそう。日々の運動習慣や生活習慣を見直すきっかけも、この浜は与えてくれます。

湯河原の海岸。海から昇る朝日が美しい(写真提供:湯河原町)

湯河原海水浴場
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜
問い合わせ/湯河原町観光課:0465-63-2111
https://www.yugawara.or.jp/sightseeing/636/(湯河原温泉公式観光サイト)

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湯河原惣湯 Books and Retreat

湯河原惣湯「玄関テラス」(写真提供:湯河原惣研)

2021年4月に全面リニューアルされ、万葉公園内に誕生した「湯河原惣湯 Books and Retreat」は、”森、湯、食、本”をコンセプトに、カフェやコワーキングスペース、観光案内所を備えた「玄関テラス」と、ライブラリーも併設する予約制の日帰り温泉施設「惣湯テラス」で構成される施設です。

軽食も読書も楽しめる(写真提供:湯河原惣研)

「玄関テラス」は、2021年4月にオープンしました。館内のライブラリーに並ぶ本を手に、晴れた日には園内のテラスで日向ぼっこをしながら、また、雨の日には施設内で雨音の調べに耳を傾けながら、思う存分読書できる充実した時間が送れます。1階には、サンドイッチやホットドッグ、スコーンなどの軽食を注文できるカフェや、湯河原町のおすすめ観光スポットを教えてくれる観光案内所が併設されています。

静かで落ち着いた空間でじっくり森林浴と温泉を楽しめる(写真提供:湯河原惣研)

2021年8月にオープンした「惣湯テラス」は、古くから伝わる湯河原の「湯治」の歴史を受け継ぐ予約制の日帰り温泉施設。露天風呂、サウナ、ダイニング、ライブラリー、ラウンジを備えた静かで落ち着いた雰囲気を楽しめます。源泉かけ流しの温泉で体を温め、読書をしながら火照った体をクールダウン。そんな心と体をリラックスさせるひと時を過ごせます。プランは「入浴だけ」と「食事付き」があり、食事付きプランでは、季節の食材を生かした和食の料理を堪能できます(いずれも原則予約が必要)。

■湯河原惣湯 Books and Retreat
施設名/湯河原惣湯 Books and Retreat「玄関テラス」
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
問い合わせ/0465-43-7830
営業時間/10:00~17:30
定休日/毎月第2火曜日
料金/無料
※カフェでの食事は有料
※「惣湯テラス」の利用は別途入場料
※営業時間はイベントの際に変更となる場合があります

施設名/湯河原惣湯 Books and Retreat「惣湯テラス」
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
問い合わせ/0465-43-8105
営業時間/平日10:00~18:00(最終入館16:30) 土日祝10:00~20:00(最終入館18:30)
定休日/水曜日、第2火曜日
料金/食事あり5,500円(税込) 食事なし2,600円(税込)
対象/中学生以上
https://yugawarasoyu.jp/
※営業時間等の詳細は公式ホームページをご確認ください

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ちぼり湯河原スイーツファクトリー

クッキーの種類も豊富。あっ、赤い帽子の絵柄を発見!(写真提供:ちぼりホールディングス)

湯河原に本社を置くお菓子メーカー「ちぼりホールディングス」のグループ直営店「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」では、神奈川県産のミカンを使ったシュークリームやプリン、ちぼりオリジナルブレンドのコーヒーなどを楽しめるカフェだけでなく、親子で楽しめるコンテンツがいっぱいあります。

工場見学フロアに新設された大型のジオラマ。街の中にお菓子もいっぱい!

そのひとつが、2021年12月にリニューアルされた店舗2階の工場見学フロアです。新たに設置された幅2.7m・奥行1.1mの大型ジオラマは、お菓子が素材から加工されて作られ、私たちの口に入るまでの流れを一つの街に見立てたユニークな展示がされており、子どもでも直感的に食育を学べます。また、工場見学をさらに楽しんでもらえるように、見学窓が大きくなりました。次々と運ばれてくるクッキーなどのお菓子や、それを驚きの早業で装飾していく職人など、お菓子の製造工程を間近で見ることができます。(予約不要。館内は自由見学)

■ちぼり湯河原スイーツファクトリー
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町土肥1-15-4
問い合わせ/0465-63-0404
営業時間/10:00~17:00
定休日/なし(年数日のメンテナンス休日あり)
http://www.tivoli-factory.com/?page_id=708

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幕山ハイキングコース

多くの観光客が訪れるハイキングコース(写真提供:湯河原町)

「幕山ハイキングコース」は、幕山(標高626m)を幕山公園から山頂まで2時間半ほどで往復できる初心者にも人気のコースです。特に2月上旬から3月中旬にかけて、幕山公園の約4,000本の梅が一斉に開花します。その光景はまるで「紅白の絨毯」のよう。梅の甘い香りに包まれながら歩を進めると、山頂からは相模灘や真鶴半島、初島などを望む見事な光景が広がっています。また、幕山公園では梅以外にも、夏にはアジサイ、秋にはキンモクセイ、冬にはサザンカなど、年間を通して花々を楽しむことができます。

満開の幕山公園の梅林(写真提供:湯河原温泉観光協会)

■幕山ハイキングコース
施設名/幕山公園
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋951-1(駐車場)
問い合わせ/湯河原町観光課:0465-63-2111
https://www.town.yugawara.kanagawa.jp/kankou/leisure/hiking.html#unit-861
https://www.yugawara.or.jp/hiking/1062/ (湯河原温泉公式サイト)

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MUSEUM CAFE and garden

カフェの外観(写真提供:町立湯河原美術館)

湯河原の温泉街の中に建つ町立湯河原美術館を訪れると、同館に併設されたお洒落なカフェ「MUSEUM CAFE and garden」に出会うことができます。2018年3月にオープンしたこのカフェは、地元の豆腐専門店「十二庵」がプロデュースしており、「湯河原十二庵の豆乳スープセット」や「たっぷり野菜のがんもサンドセット」など、タンパク質が豊富な大豆や豆乳をふんだんに使ったヘルシーな食事が魅力。普段の食事を見直すきっかけとなり、未病の改善にも一役買ってくれそうです。

テラス席の一角には足湯が併設されており、旅の疲れもいやせます (写真提供:町立湯河原美術館)

■MUSEUM CAFE and garden
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623−1
問い合わせ/0465-63-8686
https://and-garden-museum-cafe.business.site/
https://www.yugawara.or.jp/gourmet/421/(湯河原温泉公式サイト)
営業時間/10:00~16:30(ラストオーダー16:00)
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)、12月28日~1月3日
※臨時休館の場合もあります。

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五所神社

五所神社の社殿正面

五所神社は、1300年以上前にこの地方が開拓された時に、土肥郷(吉浜、鍛冶屋、門川、堀ノ内、宮上、宮下)の総鎮守として天照大神以下五柱の神霊が鎮座されたと伝えられている神社です。治承4(1180)年に源頼朝が平氏打倒のために挙兵した際には、郷土の英雄として知られる豪族・土肥次郎実平が石橋山合戦に向かう前夜に、同神社の社前で戦勝祈願の護摩をたいたといわれています。

御神木のクスノキ。「かながわの名木百選」に指定されている

境内にある樹齢推定850年の御神木のクスノキは、昭和59(1984)年に「かながわの名木百選」、平成9(1997)年に町の天然記念物にも指定されています。また、このクスノキは神社を訪れる人に健康・長寿・認知症防止の力を与えるパワースポットともいわれており、同神社の担当者は「直接触れて、神様のお力をいただいてください」と話していました。

■五所神社
場所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮下359-1
問い合わせ/0465-62-5869
https://goshojinjya.com/

多彩な歴史的資源などをうまく活用し、生まれ変わりつつある湯河原。各所をめぐり、心身を整えてみてはいかがでしょうか。

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公開日:2022-02-28

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