NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の世界観が楽しめる大河ドラマ館が3月1日、鶴岡八幡宮境内の「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」2階に開館した。
会場には、画面に触れずに手をかざすだけで操作できるデジタルサイネージの登場人物紹介や、大倉御所のジオラマ、キャストが着用した撮影衣装、小物などを展示。幕府中枢の一角を再現したスポットで北条義時や源頼朝になりきっての撮影、13人で画面に向かって手を挙げると特別な演出が見られる体感展示も楽しめる。
4Kスクリーンでは、撮影の裏側やキャストへのインタビューなど、ドラマ館だけのオリジナル映像を放映している。
開館式典でテープカットを
3月1日の開館式典では、黒岩祐治県知事や鶴岡八幡宮の吉田茂穂宮司らがテープカットを行い、開館を祝った。
同ドラマ鎌倉市推進協議会の久保田陽彦会長は「私もそうですが、頼朝公はよく知っていても義時がどんな人物かよく知らない鎌倉市民は多いはず。皆さんもぜひ大河を見て、ドラマ館も訪れてもらい、北条義時がどんな人物なのか、また、新しい鎌倉を発見してもらえたら」と話す。
開館日に来場した梶原在住の50代女性は「歴史好きで、鎌倉が舞台ということでぜひにと。(三谷幸喜さんが)これからどれだけ地元をいじってくれるか楽しみです」と話していた。
放送に合わせてリニューアルを
展示内容は今後、放送に合わせてリニューアルを重ねていく。久保田会長は「年間パスもあるので、ぜひ何度も訪れてほしい」と呼びかける。
期間は2023年1月9日(月)まで。午前9時30分から午後5時まで。チケットは高校生以上1000円。小中学生は500円。日時指定制(定員制)を導入しており、チケット購入サイトでの事前購入や日時指定での来場を呼びかけている。予定数に達していなければ窓口でも購入可。(問)【電話】0467・39・5306