5月5日は、子どもの誕生や健康を祝う「こどもの日」。こどもの成長を願い、こいのぼりを飾る風習が古くからあるが、東百合丘では黄色い菜の花の上をこいのぼりが泳いでいる――。
こいのぼりが見られるのは「ヒサマツ自然農法の会」の畑。400坪あるという斜面の中間に、矢車が付いたポールが建てられ、吹き流しと5匹のこいのぼりが飾られている。一番大きな「真鯉」は5メートルの長さだ。風が吹くと周辺の家の「屋根より高く」、こいのぼりがたゆたう。
畑を維持管理する島貫松江さんは「家に場所がなくて、こいのぼりを飾る家庭も少なくなったと思う。代わりに楽しんでもらえれば」と数年前からこいのぼりを飾るように。2022年は4月17日から飾り始めた。
同所では季節ごとにさまざまな花が姿を見せるが、4月に入り菜の花が見ごろを迎えた。今の時期は花とこいのぼりを一緒に見ることができる。
こいのぼりは5月いっぱいまで掲揚。「自由に見学を」と島貫さん。同所は東百合丘2の20の28、市立長沢中学校南門近く。