国内、外国から大勢の客人をもてなし、愛され続けてきた箱根湯本の老舗温泉旅館「吉池旅館」。箱根湯本駅から歩いて7分の滝通り温泉郷にあり、6本の自家所有源泉を贅沢に掛け流した温泉は「美肌の湯」として知られています。
そして、吉池旅館を語る上ではずせないのが、国登録有形文化財〈旧岩崎彌之助別邸和館〉の池泉回遊式庭園「山月園」です。その奥にはなんと、自家源泉掛け流しの温泉露天プールまで!!宿泊客はもちろん、日帰り客も楽しめる吉池旅館の魅力をお届けします。
日本中から一流のものを集めた、池泉回遊式庭園「山月園」
吉池旅館に到着するとまず目に飛び込んでくるのが、こちらの山月園の借景。思わず息を呑む美しさ、悠々たる至高の空間に、驚かされることでしょう。
山月園は1904年、三菱財閥の2代目総帥・岩崎彌之助の別邸の庭園として完成しました。約1万坪の敷地に300種の植物が茂り、池泉を回遊する散策路が整備されてます。
池泉のほとりで庭園を眺めるひとときは、時が止まったかのうようです。奥には旧岩崎彌之助別邸和館と、徳川家16代継承の茶室「真光庵」が静かに佇んでいます。
吉池旅館の施設管理課長を務める髙嶋宏一さんは、「室町時代の灯籠や本小松石など、日本中から一流のものを取り入れて造った庭園。四季折々の魅力を楽しんでいただけたら」と話しています。
「訪れた日がいちばん美しい季節」。四季折々の表情を愛でる
手入れが行き届いた庭園は、訪れた四季によってまったく異なる表情を見せてくれます。入社以来15年間、自前のカメラで写真を撮影し続けている髙嶋さんは「一度として同じ色は出ません」と話します。
だからこそ、「訪れた日がいちばんうつくしい季節」。箱根散策に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
髙嶋さんの取材記事はこちら
https://www.townnews.co.jp/0607/2022/05/28/627170.html
プールなのに源泉掛け流し!?まるで避暑地の庭園プール
山月園の奥には、なんと、温泉プールが!!しかも天然の自家源泉掛け流しという、聞いたことのない贅沢さです。
春はうららかに、夏は涼しげに、秋はほっこりと…。遊ぶもよし、癒されるもよし!温泉プールだからこそ叶えられる、4月から10月下旬までのロングシーズン開園です(各年の営業については吉池旅館ホームページ参照)。
緑に囲まれたくつろぎの空間は、まるで避暑地のプライベートプールのようですね。ぜひご家族で、吉池旅館ならではの庭園散策と温泉露天プールを楽しんでみてください!