神西浦島丘、白幡、大口七島の3地区5人の主任児童委員が、「まち探検による安全マップ作り」を企画。7月2日、3日、17日に浦島小、白幡小、二谷小の3つ小学校の児童と親など計272人が、それぞれの小学校の通学路を中心にまちあるきを行い、マップ作りを行った。
このイベントは、子どもたちが「まち探検をして校区内を知る」「子どもが自身でSOSを発信できるようになれば」と神西浦島丘地区の峯田佐月さんが代表となり、白幡地区と大口七島地区も含め、全3地区5人の主任児童委員で企画した。
この5人は、2017年12月から老人福祉センターうらしま荘で「子どもおたのしみ会」と題し、近隣のボランティアや専門学校の生徒、神奈川大学の学生たちなどと協力した異世代交流イベントを実施してきたが、新型コロナウイルス感染症の流行で2年間休止に。感染症対策を考慮し外でもできる活動を検討するなか、同イベントの開催に至った。
イベントの実施に向けては、浦島小、白幡小、二谷小の全児童にA4サイズの地図を事前に配布。地図には交番、郵便局、神社、公園などわかりやすい地点を記した。
272人が参加
「マップづくり」は、それぞれの小学校ごとに開催日をわけて実施。3つの小学校の児童や親など全272人が参加した。参加した子どもらは、事前配布された地図を持ってまち歩き探検を行い、こども110番を掲示している施設やコンビニエンスストアのエスゾウくん(セーフティーステーション)、AEDや公衆電話の設置場所など安全に関わる施設を確認。それぞれの施設がわかるように色の異なるシールを自身の地図に貼り付け、マップづくりを行った。マップの見本もそれぞれの小学校の体育館に掲示され、参加者は答え合わせをした。NTT東日本神奈川事業部などが協力して、子どもらが、公衆電話を活用した災害用伝言ダイヤル(171)の利用の仕方を学ぶ場面もあった。
参加者は「いろいろな場所でAEDや公衆電話を見つけ、親子でゲームのように楽しめました」と感想を話した。