幸区の夢見ヶ崎動物公園(村木芳夫園長)が、希少動物・野生動物のより良い健康維持管理をするために園の施設・設備を整備しようと、クラウドファンディングに挑戦している。
川崎市は野生動物と人間の居住地域が近い環境のため、動物のけがや病気が多く発生しており、同園では年間約100件前後の野生鳥獣の救護・治療リハビリをおこなっているという。
施設・設備が老朽化
そうした中、同園は施設・設備の老朽化などの問題を抱える。例えば、動物の体の状態を調べるために欠かせない血液検査機器は古い機種を使用しいて、今後壊れた場合、修理ができない。また動物用監視カメラが導入できれば防犯対策の強化や、動物の様子をカメラを通じて観察できることで、日々の健康管理や急な病気の発見にもつながるという。
村木園長は「飼育や診療について少しでも充実すればと思っています。ご協力をお願いします」と呼びかける。
目標金額は100万円。受付期間は11月29日(火)まで。寄付金の使い道は動物の健康維持管理に役立つ動物用医療機器などの調達。目標を上回った場合は飼育環境改善のための監視カメラなどの備品を購入予定。
申し込みはふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング(https://www.furusato-tax.jp/gcf/1854)。
同プロジェクトについての問い合わせは夢見ヶ崎動物公園【電話】044・588・4030。