2019年を最後にコロナ禍で中止となっていた「青葉区民まつり」が3年ぶりに開催される。会場は区総合庁舎周辺で、11月3日(木・祝)午前9時45分から午後3時まで。感染症対策にも万全を期す。荒天中止。
テーマは「地域の力〜共に進もう心の絆を青葉から〜」。主催は青葉ふるさと協議会(関根宏一会長)、主管は青葉区民まつり運営委員会(山川英子委員長)。
今年は青葉公会堂と青葉スポーツセンターが天井工事に伴う休館中のため、第1駐車場・第2駐車場・区民ホール(区役所1階)・青葉土木事務所が主な会場となる。
フリーマーケット初開催・戦隊ショーも
第1駐車場では模擬店や体験コーナーのほか、今回は初めてフリーマーケットが20店舗並ぶ。横浜ビー・コルセアーズや横浜F・マリノスによるスポーツ体験もこの場所だ。第2駐車場では模擬店や体験コーナーに加えて特設ステージが目玉。小中高の児童生徒が練習の成果を発表するほか、青葉音頭や暴太郎戦隊ドンブラザーズショーも。区民ホールでは各種展示のほか、体験コーナーやステージでの演奏、「あおばみらいプロジェクト」によるワークショップも予定。土木事務所では青葉区薬剤師会がモバイルファーマシーを展示するほか、毎回人気の苗木の配布が行われる。
会場内飲食は不可
感染症対策として会場内での飲食は水分補給を除いて不可。販売も持ち帰れる飲食物だけに制限される。飲食スペースやアルコールの提供はない。会場出入口では検温と手指消毒を実施。済んだ人にはリストバンドを付けてもらうなど、対策を徹底する。
「子どもたちのために」
開催の是非も含め、慎重に検討を重ねてきた主催者。来場者の安全安心を守りながら、区民が喜ぶまつりとするため、苦心をしてきた。特に今回は飲食の制限というイベントとしてはマイナスの側面があるものの、それを逆手に子どもを強く意識してきたという。運営委員会の山川委員長は「今まで行事がなく楽しみを求めている子どもたちにとって、ふるさとの思い出づくりになれば」と思いを語る。子どもが楽しめるブースが特に多いのも今年の特徴だ。
年1度の区民の祭典。主催者は感染対策の上で来場を呼び掛けている。