「東京ジャイアンツタウン」誕生へ。国内初の水族館一体型球場がよみうりランド隣に2026年度にオープン

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「東京ジャイアンツタウン」誕生へ。国内初の水族館一体型球場がよみうりランド隣に2026年度にオープン

読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が、東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画している「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)構想の概略を発表しました。

球場と水族館が一体となった「東京ジャイアンツタウン」。豊かな緑と広い空に恵まれている(イメージ)

自然豊かな多摩丘陵に確保された敷地面積は約76,000㎡。総事業費は250億円以上という「東京ジャイアンツタウン」構想。国内で初めてとなる水族館一体型の球場を建設するとともに、周辺に飲食・スポーツ関連施設などの設置も計画されています。

球場と水族館が一体化し、スポーツとエンターテインメントが融合

構想の中心となる新GIANTS球場は、関東平野を見渡す多摩丘陵の自然に溶け込む人工芝のスタジアム。プロ野球イースタン・リーグ公式戦と読売ジャイアンツの練習場として利用されるほか、大学・社会人や女子野球、高校野球の予選などで、貸し球場としての活用も見込まれています。

選手との距離が近く、開放的なスタジアム

かつて東京都大田区の多摩川河川敷にあった多摩川グラウンドは、V9戦士が汗を流した「聖地」として愛され、選手とファンの距離が近いことでも知られていました。そして新たに誕生する新GAINTS球場も、そんな多摩川グラウンドのスピリットを受け継ぎ、選手を近くに感じられる設計。開放感のある芝生の外野席やカウンター席も設けられる予定で、試合や貸し出しのない日には場内を1周できるコンコースを一般に開放。水族館の利用者だけでなく、近隣住民が気軽に立ち寄れる憩いの場になります。

新GIANTS球場はレフトスタンド側に水族館が併設される(イメージ)

水族館には海の中を歩くような水中回廊も

そんな新GIANTS球場の左翼後方に登場するのが、よみうりランドが手がける水族館。多摩地区で唯一の内陸型水族館となり、「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」をテーマに掲げています。

海の中にいる気分になれる水中回廊(イメージ)

地上3階・地下1階の敷地面積8,600㎡の中に、大自然の海中環境を人工海水で再現。大型水槽の中を人が歩ける水中回廊や、アシカなどの生態を間近で観察できるゾーン、年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」などが設けられます。

ここで注目したいのが「SDGs(持続可能な開発目標)」への取り組み。人工海水は最新の水処理施設で再利用し、給水および排水量を最小限に抑えるほか、CO2の排出削減を図る設備設計も進められています。

周辺の遊園地や温浴施設などのレジャー施設も楽しめる

新GAINTS球場のオープンは2025年3月(予定)、水族館は2026年度中のオープンを予定しています。

「東京ジャイアンツタウン」の周辺には、よみうりランド遊園地、読売ジャイアンツ球場、フラワーパーク「HANA・BIYORI」、よみうりゴルフ俱楽部・東京よみうりカントリークラブがあり、2024年3月には新温浴施設もオープン予定。老若男女、誰もが1日中楽しめる「街」の誕生に期待しましょう。

住所

東京都稲城市よみうりランド

問い合わせ

よみうりランド

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公開日:2023-02-08

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