神奈川県の西部を流れる金目川。この川の環境を調査する金目川水系流域ネットワーク(柳川三郎代表)がこのほど、東海大学人間環境学科(北野忠教授)と協力して、冊子「改訂版 金目川の魚類」「金目川のエビ・カニ」(A5判、各税込200円)の2冊を発行した。
2017年に発行した第一版「金目川の魚類」では60種の魚類を紹介。改訂版では前回紹介し切れなかった汽水域を中心に、この5年間で学生たちが調査した生物や更新された情報を追加。エビ・カニをまとめた新刊も発行した。北野教授は「身近な自然や生物に少しでも関心を持ってもらえたら」とコメントを寄せている。
同団体の岩本勲副会長は「金目川にアユがいることを知らない人も多いのでは」と話し、柳川会長は「冊子を通して様々な生物が私たちと共に生きていると実感してほしい」と思いを込めた。同冊子は4月中旬から平塚市内図書館でも閲覧できる予定。問い合わせは柳川会長【携帯電話】090・9203・9751。