このたび、藤沢市内を歩くことで藤沢市の再発見し、ついでに健康になってしまおう!という企画「ウォーキングコース、記者が実際に歩いてみた」が始動します。
第1弾となる今回は、藤沢市観光課が行っている「ふじさわキュン♡ぽた」とコラボした特別企画「 #ふじさわキュン♡ぽた 歩く×自転車のハイブリット街めぐり 」をご紹介します。
そもそも「ふじさわキュン♡ぽた」って?
ふじさわキュン♡ポタとは、藤沢市とスルガ銀行株式会社(静岡県)が2020年に締結した「ふじさわサイクルパートナーシップ協定」に基づき、2022年5月~2023年4月までの期間に、ポタリング(自転車でゆっくり走ること)をしながら藤沢のキュン♡とする魅力を再発見していこうという事業です。毎月異なるテーマで設定したコースを自転車で巡り、市内のキュン♡とするような観光情報等をSNSで発信しています。
コースのスポット15カ所をご紹介
今回のコースの選定は、藤沢市都市計画課の方にお願いしました。実際にコースを巡りながら案内してくれるのは、藤沢市健康づくり課の中村さん(写真右)と藤沢市観光課の伊豆内さん(写真左)です。※所属は2023年3月末日時点
コースのテーマは「 #ふじさわキュンぽた 歩く×自転車のハイブリット街めぐり」。湘南台から引地川、大庭城址公園など魅力スポット満載です。
それでは早速、行ってみましょう!
【スポット】
1.湘南台駅西口
2.円行公園
3.円行八幡宮
4.柳橋
5.引地川緑道
6.馬渡橋フラワーロード
7.横須賀水道水管橋
8.石川岡田橋
9.佐波神社
10.土地改良記念碑
11.引地川親水公園
12.廻鮮寿司処タフ
13.大庭城址公園
14.大庭裏庭公園
15.YASSAI MOSSAI
1.湘南台駅西口
シェアサイクルサービスを推進している藤沢市では、市内各所で写真のようなサイクルスタンドが設置されています。専用のアプリを登録すれば、簡単に借りることができ、出先のサイクルスタンドで自転車を返却することができます。
湘南台駅西口でも同事業のサイクルスタンドを発見!これがあれば、買い物や通勤、通学などの利便性が高まること間違いなしです。
2.円行公園
円行公園は、引地川沿いに面し、斜面の地形を活用した竹林や梅林が植栽され、庭園的な要素を取り入れた公園です。小田急線湘南台駅西口から徒歩10分ほどで到着します。
この日、梅の花はすべて散っていましたが、木をよく見てみると小さな梅の実がなっていました。
3.円行八幡宮
続いて訪れたのは、円行八幡宮(湘南台八幡宮)です。円行公園から歩いて数分のところにあります。祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)。もともと円行東南地域に鎮座していましたが、天明年間の水害によって被害を受け、後に現在地に造営されたとのことです。毎年9月14日の秋の例大祭には、神輿渡御が行われることも知られています。
4.柳橋
円行公園から少し足を延ばして、柳橋も発見!引地川沿いに咲く桜がちょうど満開を迎えており、絶景が広がっていました。ポタリングをしながら桜のアーチをくぐっていくのも気持ちよさそう。
5.引地川緑道
引地川緑道(引地川緑地)は、引地川沿いの竜宮橋から湘南台橋まで全長約6.4kmの緑地です。ちょっとした四阿(あずまや)や、藤沢の市の花となっている「フジ」が咲くフジ棚、遊具が設置されており、ポタリングや散歩にはぴったり。サクラやツツジ、アジサイ、ラベンダーなども咲き誇るスポットです。
6.馬渡橋フラワーロード
中村さん(左)と伊豆内さん(右)がほっこりとした表情で眺めているのは、馬渡橋フラワーロードに植栽されたチューリップたち。ちょうどいまが咲き誇るタイミングでした。
馬渡橋フラワーロードは、市民団体の方が季節の花々を植えたり、木材を作って動物を模したオブジェを作ったりと、道行く人を楽しませる工夫を凝らしていました。
7.横須賀水道水管橋
引地川を越えるのは、人や車だけではありません。横須賀へと続く「水」も越えていきます。
東山田橋から湘南台297号線を北東方向に登っていくと見えてくるアーチが「横須賀水道水管橋」です。およそ100年前に当時の帝国海軍によって作られた水道は、水源地の愛川町半原からおよそ53㎞かけて横須賀市辺見浄水場までほぼまっすぐ延びています。
Googleマップなどの地図アプリで見ると、その一直線具合に驚くかもしれません。
8.石川岡田橋
思わず笑みがこぼれてしまう、石川岡田橋のカタツムリ。どうしてカタツムリなのでしょうか?
藤沢市道路維持課によりますと、2021年4月時点で藤沢市が管理する橋は242カ所あり、そのうち彫刻や欄干の透かし彫りなどが施される橋は16カ所あるとのこと。こうした橋は、昭和60年代~平成20年頃に制作されました。
どうやら1980年代に藤沢市は「個性とうるおいのある街づくり」を目指して都市デザインに取り組み、機能面だけでなく景観に配慮したデザインでオブジェを制作したようです。境川に架かる橋は主に「植物」、引地川は「動物や鳥」をテーマとされました。
このカタツムリのデザインをした人はいったい誰なのでしょうか。もしご存じでしたら情報をおよせください。
9.佐波神社
佐波神社は、祭神に源義朝とする神社です。一説によると、戦国時代末期に石川で勢力のあった石川六人衆によって勧請されたと伝えられているとのことです。社名の「佐波」は、当初は「左馬神社」、次に鯖神社と称されましたが、水害があった時に現在の「佐波」と改まったと言います。小高い丘に位置し、眼下に広がるまちの風景が美しいスポットでした。
10.土地改良記念碑
石川橋の近くに鎮座する「土地改良記念碑」。その碑文にはかつてこの地で水害が多かったことが記されていました。
「我が石川の地に川あり引地川と名づく水流曲折して䟽通を欠き大雨の降り==や忽ちに氾濫して農民の水害に困苦すること多年に亘れり昭和二十三年の秋未曽有の洪水に遭ひ大量の稲束を流出せり恰も戦後食糧難の時に際したるを以て農民悉く窮乏に悩まさる是に於て農民=起して相謀り河川改修及土地改良に志し昭和二十三年二月より着工し諸氏の勞力奉仕を以てその進捗に努められたる(以下略)」※=は読み取り不明
11.引地川親水公園
引地川親水公園は、子どもから大人まで、桜のアーチの中を幸せそうにかけたり、思い思いに過ごしているのが印象的でした。引地川沿いに桜並木や湿園、芝生広場などが広がっています。また、大和市から続くサイクリングロードもあるので、春の陽気に誘われてサイクリングなんていかが。
12.廻鮮寿司処タフ
「廻鮮寿司処タフ」に飛び込んできました。市場から直送で届いた新鮮なネタをふんだんに使い、開店と共にお店は多くの人で賑わっていました。
今回頂いたのは、ランチメニューのタフ丼(858円)と、平日限定の「日替わり握りセット」(1,100円)。魚介の旨味と丁寧に処理された職人技が光る一品に、お腹は大満足です。
13.大庭城址公園
大庭城址公園の名前の由来となった大庭城山は、室町時代中頃に本格的に築城がなされ、小田原北条市の時代に廃城となったと伝えられています。公園の中央エリアには多くの桜が植えられていて、この日はちょうど約300本の桜が満開。
ここでも幅広い世代の方々がレジャーシートを広げてピクニックを楽しんでいました。園内にはフジ棚や、約110本のバラが植栽されたバラ園など、季節によっても楽しめるのがうれしいですね。
14.大庭裏庭公園
湘南大庭市民センター近くにある大庭裏庭公園は、自然によって作られた複雑な地形をそのまま生かして、さまざまな生き物が生活する安らぎの場所となっています。望遠鏡が常設されているほか、観察窓からのぞくと、そこには素敵な風景が広がっていました。もしかしたら藤沢市の鳥「カワセミ」を見ることができるかも?
15.YASSAI MOSSAI
湘南台駅から徒歩2分程度のところに店を構える「YASSAI MOSSAI(やっさいもっさい)」は、地場産の農畜産物をふんだんに使った「ふじさわベジプラス店」に登録されています。さっそくいただきまーす!福神漬けに「湘南シラス」を加えたアイデア料理や、しっかり出汁が利いた「大根のから揚げ」、自家製のコーラとレモネードなど7品をいただきました。
いかがでしたか?
取材は2023年3月29日に行ったので、実際に訪れる際は事前に調べてから訪れてみてくださいね。みなさんも、自転車や歩きでゆっくりまちなかをめぐることで、思わぬ発見や驚きの瞬間が待っているかもしれません。日常の中に「歩く」を取り入れて、楽しく健康づくりに励みましょう!
ちなみに「ぽた」って?
「ぽた」とは、ポタリングの略称です。このポタリングは、「頑張らない程度の速度でサイクリング」を指し、簡単に言えば、「自転車で散歩する」こととなります。スポーツ競技ではないので自転車での買い物のついでや、毎日の通勤でいつもと違うコースを自転車で走ってみるなど、誰でも気軽に参加することができます。ふだんの散歩では足を延ばすのが遠い場所でも、自転車であればすいすい。おひとり様でも、グループでも参加することができます。
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