だるまちゃんとあそぼ!「かこさとし作品展」

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だるまちゃんとあそぼ!「かこさとし作品展」

 藤沢市内在住の絵本作家・加古里子さん(91)が、児童文芸の表彰として国内最高峰の巌谷小波文芸賞を受賞した。主催する(公財)日本青少年文化センターが10月18日に発表した。
 同文芸賞は、日本の青少年文化の開拓者として先駆的な役割を果たした巌谷小波氏の業績を記念し、その意志を継承してもらうことを目的に制定され、今年で40回目。
 加古さんは、代表作となる絵本「だるまちゃん」シリーズをはじめ、科学絵本、紙芝居など、子ども文化の分野を50年以上にわたり研究し、人類学的な視点を取り入れた多彩な活動が評価された。
 本紙の取材に、加古さんは「私が育った北陸の家には、子ども向けの雑誌や絵本など1冊もなく、小学校1年生のときに、担任の先生が童話を読んでくれ、こんな面白いものがあったのかと感動した。その後、東京に転居した5年生の時、講堂で口演童話を聞いて夢中になった」と巌谷作品との出会いを語り、「その小波先生の賞をいただいて感無量」と喜びを語った。

加古里子さん(撮影:鈴木藍)

作品展14日から

 藤沢市では加古さんの作品展を11月14日(火)から12月10日(日)まで、市民ギャラリーで初開催する。
 期間中は「だるまちゃん」シリーズを中心に、絵本原画(複製含む)や絵画作品約40点を紹介する。時間は午前10時から午後7時。観覧無料。
 加古さんは3作目の『だるまちゃんとうさぎちゃん』以降の作品を藤沢で執筆している。
 作品展に関する問い合わせは同ギャラリー【電話】0466・26・5133へ。

開催日

2017年11月14日(火)~2017年12月10日(日)
入場は閉館の30分前まで

住所

神奈川県藤沢市藤沢438-1

公開日:2017-11-10

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