JR横浜線・東急田園都市線「長津田駅」北口で人気の「マルヤ」は、豊かな大自然の中で育てられる〝幻の米〟「野沢のこしひかり」などを商品に原材料に使用しています。店主の串田さんは定期的に現地を訪れているそうです。
今回は、そんなマルヤで販売されている和菓子で季節を感じていただける商品を取材してきました。
<季節・行事を選ぶ>
◆正月
◆節分
◆彼岸
◆桃の節句(雛祭り)
◆端午の節句(こどもの日)
◆十五夜(月見)
◆その他季節の商品
◆店主より
正月
その年の豊穣を司る歳神様をお迎えし、祝う正月。
マルヤで毎年年末に販売される「のし餅」や「お供え餅」は、契約栽培米・長野県野沢温泉村の「もちひかり」が使用されています。野沢温泉村は日本有数の豪雪地帯。そこで一年を通して流れる出る雪解け水は格別に美味しい米を生むのだとか。
- 取材メモ 仕入れているのは、その中でも食味国際コンクールで4年連続金賞を受賞した「野沢農産」で収穫された「もちひかり」です。また、もちひかりと同じく五つ星お米マイスター推薦米の山形県産「酒田女鶴」を使用したのし餅もマルヤでは人気です。
節分
太陰太陽暦では立春に最も近い新月を元日とするすることから立春の前日に節分の行事が行われるようになったとされています。
邪気を払い、無病息災を願う行事ですが豆まきのほかに恵方巻きを食べる習慣が一般的に知られています。マルヤでは「太巻き」を販売しています。
- 取材メモ 有明産の海苔のほか、食材は椎茸、かんぴょう、卵焼き、きゅうり、紅生姜とシンプルだがしっかりとした風味と味わいが楽しめます。ファンからは「ここの太巻きは一番ほっとする味」と支持されています。全長18㎝、直径5㎝で食べごたえも◎です。
彼岸
毎年春と秋の2回行われる仏教行事である「お彼岸」。この時期は、先祖の供養としてのお供物として、また親族らと食べる目的で「おはぎ」を買い求める人が多いです。人気の秘密は豊富なラインナップ。
- 取材メモ 5つ星お米マイスター厳選の国産のもち米を包む餡は数種類が用意されています。通常のこし餡ではなく皮むき餡を使用し、通常の小豆と比べ濃厚な味わいが特徴の「皮むき餡」のほか、「粒あん」「きな粉」「ゴマ」「アーモンド」などの食べ比べもぜひ。
桃の節句(雛祭り)
幼い女の子の健やかな成長を祈る年中行事である桃の節句。雛人形を飾り、菱餅や雛あられ、ちらし寿司など節句の食べ物を頂いてお祝いします。
マルヤの「さくら餅」は、皮に白玉粉と小麦粉を絶妙なバランスで合わせたモチモチ食感が魅力で、一枚一枚丁寧に焼き上げられた皮に優しく包まれた口どけの良い皮むき餡も絶品です。
いちご好きに人気の「さくら雛」や定番の「道明寺」などと合わせて花見のお供としてもおすすめです。
端午の節句(こどもの日)
端午の節句は、男の子の誕生を祝い、その健やかな成長を祈る行事です。五月人形を飾り、鯉のぼりを掲揚するほ菖蒲湯に入る習慣があります。端午の節句を祝う食べ物の1つが「柏餅」です。
柏の木は葉をつけたまま冬を越し、新芽が出る頃に古い葉が落ちることから世代交代がうまくいくことになぞらえ、柏の葉で包んだ餅は子孫繁栄の縁起担ぎがあるとされています。
- 取材メモ マルヤの「柏餅」は、長野県野沢温泉村で栽培され〝幻の米〟と呼ばれる「野沢のこしひかり」を使用しています。野沢のコシヒカリをベースに、粗挽きの国産上新粉を独自のバランスで配合。絶妙な食感と米の香りが楽しめる逸品に仕上がっています。
十五夜(月見)
暑い夏がひと段落した秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺める十五夜は、平安時代に中国から伝わり貴族の間に広まりました。貴族は月を眺めながら船の上で詩歌や管弦を楽しんだとされています。
庶民にこの風習が広まったのは江戸時代に入ってから。庶民は無事に稲を収穫できた喜びを分かち合う収穫祭や初穂祭として楽しんだようです。マルヤの「お月見団子」は、国内のみならず海外からも高い評価を得ている「野沢のこしひかり」を使用し、「米本来の甘味を存分に楽しめる」と人気を集めているそうです。
- 取材メモ そのほか「お月見まんじゅう」「すあま製うさぎ餅」、シャインマスカットを贅沢に1粒使用してこし餡と一緒に白玉の生地で包み込んだ「葡萄大福」など毎年売り切れ必至の商品もあります。
その他季節の商品
また、横浜市緑区内の洋菓子店と共同開発し、ラムレーズンを使用した「楽夢どら焼き」「楽夢まどれーぬ」もお試しを。
マルヤでは、これまで紹介した商品のほかにも、秋季限定の「栗おこわ」(材料/栗、国産ダイシもち麦、ささげ、塩昆布)や、7月の土曜丑の日に販売する「鰻めし」なども楽しめます。
店主より
〝昔懐かしい変わらぬ味〟を基本に、素材の持つ味を活かし手作りにこだわり、昔ながらの製法で一つひとつ丁寧に製造しています。ぜひご賞味ください。
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