議題 地域で支える「まち」づくり〜防災・安心・安全〜
町内会の担い手不足やコロナ禍の影響で希薄化した地域コミュニティーをどのように再建していくか、防災や地域ボランティアなどの様々な視点から議論。地区内でこれまでに取り組んできた活動の成果などを共有し、地域の学校関係者も参加した。
ポイント 防災キャンプなどに手応え
六ツ川四丁目町内会の武藤博之会長がコロナ禍前に町内会で行っていた「子ども防災訓練体験宿泊キャンプ」について発表。消防署などの協力のもと、子どもたちが六ツ川四丁目公園に張ったテントで宿泊し、大規模災害時の給水などを体験することで適切な災害対策を学び、住民同士の絆が育まれたことが成果とした。地元の有償ボランティアグループ「支え合いグループすみれ」は一人暮らしの高齢者を対象に、家の掃除や病院などへの付き添い、買い物代行といったサービスを安価で提供している。グループメンバーの高齢化により、「老老介護」のような状況になっているという課題もあり、子育てがひと段落した40代や50代にもボランティアへの協力を呼び掛けていきたいなどとした。コロナ禍の影響で高齢者の交流イベントが衰退していることも話し合われ、徐々に活動を元の水準に戻していく必要があるという意見が出た。
(このレポートでは、各地区で行われている地区懇談会の様子をお伝えします)