茅ヶ崎市の4大イベントの一つで、県の無形民俗文化財にも指定されている夏の風物詩「茅ヶ崎海岸浜降祭」が7月17日(月・祝)の海の日に4年ぶりに開催されます。
本レポートでは最新スケジュールと各神社の宮出しと復路予定順についてご紹介します。
見どころは「お発ち」
神輿が神社を出発する「宮出」は、茅ヶ崎市内では早ければ午前1時から始まり、合同式典は茅ヶ崎西浜海岸で7時から実施されます。
式典終了後の朝8時ごろから神輿が一斉に海へと向かう「おた発ち」(発輿)が行われ、午前9時に終了。神輿がみそぎをするのは入場時と式典後の帰路につく前の2回ですが、祭典関係者は「海の状態によっては入らない場合もありますが、神輿の見どころとしては式典後の8時過ぎがお勧めです」と話しています。
併せて、「神社によって神輿の担ぎ方が違うので見比べてみるのも面白いし、神社を出発する前に暗がりの中で幻想的に行われる『宮出』も一見の価値があります。ぜひ、地域の神社に足を運んでその様子を見てもらえたら。4年ぶりの浜降祭を存分に楽しんでほしい」と呼び掛けています
2023年は茅ヶ崎市内、寒川町の34の神社から子供神輿5基を含む39基が参加。「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声が勇ましく響き渡り、早朝に行われることから「暁の祭典」とも呼ばれます。