茅ヶ崎市の4大イベントの一つで、県の無形民俗文化財にも指定されている夏の風物詩「茅ヶ崎海岸浜降祭」。神輿祭りでは関東で有数の規模を誇ります。湘南の夏を代表するお祭りです。2023年は「海の日」である7月17日(月・祝)に開催されます。
例年、市内・寒川町の34の神社から子供神輿5基を含む39基が参加。「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声が勇ましく響き渡り、早朝に行われることから「暁の祭典」とも呼ばれています。
起源は江戸後期から
起源は諸説あるとされますが、少なくとも江戸後期には始まっていたとされ、1876年に開催を7月15日と定めるとともに名称も「浜降祭」に。97年には例祭日が7月20日となり、2004年からは海の日に変更となりました。
関係者によれば、「神社によって神輿の担ぎ方が違うので見比べてみるのも面白いし、神社を出発する前に暗がりの中で幻想的に行われる『宮出』も一見の価値がある。ぜひ、地域の神社に足を運んでその様子を見てもらえたら」と呼び掛けています。