新春恒例の「大和市消防出初式」が1月7日(日)、引地台公園令和広場(柳橋)で開催される。今年は市消防本部・消防署の発足60周年を記念し、例年とは異なる消防演技も披露される。
出初式は消防職員と消防団員が職務遂行の決意を新たにし、消防に対する認識・信頼を深め、防火・防災意識を高めることを目的としている。当日は、市消防職員、消防団員、少年消防団員、米海軍日本管区司令部消防隊員ら、約500人が参加する。
今年は新型コロナウイルスが5類に移行後、初の開催となり、昨年までYouTube配信のみとなっていた式典も開かれる。式典では、消防車両の分列行進、消防団員の表彰、馬場誠一消防長と小菅実消防団長による新年の誓いなどが行わる。その後、和太鼓サークル「鼓鶴会」が太鼓演奏を披露。毎年恒例の消防演技では、少年消防団と事業所の従業員により構成された自衛消防隊の合同演技などが披露される。演技最後には、市内の全消防団が参加し、小型動力ポンプを使った一斉放水を実施する。
市消防の発足60周年記念として、時代ごとの消火方法の移り変わりを表現するため、消防演技中に往時の手動ポンプを使用した放水の後、消防車両からの放水を行う。
市消防本部警防課の大内一範課長は、出初式に向け「60年の歴史で培ってきた消防技術を見ていただき、市民の皆様に安心をお届けしたいです」と意気込む。
開催時間は、式典が午前9時30分〜、太鼓演技が10時25分〜、消防演技が10時35分〜。