茅ヶ崎初のコミュニティFM・エボラジ(89・2MHz)のパーソナリティをシリーズでご紹介。茅ヶ崎に笑顔を届ける皆さんにラジオの魅力などをお聞きします。栄えある第1号は、元フジテレビアナウンサー・政井マヤさんです。
――ラジオパーソナリティの魅力は
「音を通してのメディアは、近い距離で皆さんとつながっている感覚があります。素敵な音楽、お話、情報など聴いてくださっている方と分かち合える幸せな仕事だと思っています」
――市内外からたくさんのメッセージが届いています
「生放送だと反応がダイレクトで、一緒に番組を作っていただいていると感じます。私もリスナーの方からいろんな茅ヶ崎の魅力を学ばせてほしいと思っています」
――パーソナリティ、スタッフの間も仲が良いですね
「スタッフ含めたパーソナリティもご近所さんの感覚があり、面白いです」
――どんなFM局にしていきたいですか
「まずは茅ヶ崎FMに合わせてみよう、と思っていただける、そんな愛される局にしていきたいです」
「日常に寄り添うラジオに」
2年前に茅ヶ崎に移住してきた政井さんは、地元ゆかりのパーソナリティを探していた茅ヶ崎エフエムの依頼を快諾し、メインパーソナリティに。
「茅ヶ崎にFM局ができるのは聞いていたので、関わることができてうれしい。茅ヶ崎での暮らしでは、日々の幸せを感じています。茅ヶ崎への思いを地元の皆さんと一緒にシェアできたら」と声を弾ませます。
フジテレビのアナウンサー時代は、報道からバラエティまでさまざまな番組に出演してきた政井さん。
新人の頃、共演した明石家さんまさんからもらった、「品が大事だよ」という言葉は今でも胸に響いているそう。「人としてきちんとしなさいという事だったんだと思う」と当時を振り返ります。もう一つ印象に残るのが、同局の教えだった「声は人なり」。声はその人自身を表し、人格を磨けばそれが声にも表れるという意味です。こうして受けた数々の薫陶は今も、ラジオなどのMC活動に生かされています。
ヘッドランドからの夕焼けが癒し
夫と子ども3人の5人暮らし。家族でよくビーチに散歩にいくのが楽しみで、中でもおすすめは「ヘッドランドから眺める夕焼け。見ているだけで癒されます」。また、「最近はえぼし岩への愛がじわじわと深まっている」といい「見えてくるだけで魅力的だし、パワーを感じる」とも話します。「日常的に自然とつながることができる茅ヶ崎が大好き」
「役に立つ」子育て世代に向けた情報も発信
開局以来、リスナーからの反響が大きく「一緒に番組を作ってもらっている」と感じています。
現在、子育て中の政井さんは、今後は子育て世代に向けた生活情報なども伝えるとともに、番組を通じて自身も学んでいきたいそうです。
「89.2(役に立つ)MHzの周波数のように地元の方の日常に寄り添う、身近なラジオ局を目指したい。そして、皆さんのたくさんのお声を聞きたいです」
このレポートはタウンニュース茅ヶ崎版に掲載された記事を加筆・修正したものです