取材レポVol.11「神奈川区多文化共生ラウンジ」が2024年3月5日にオープン。神奈川区の外国人支援サービスの拠点に迫る！＜Foreigner support in Kanagawa Ward＞

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　横浜市神奈川区には、市内18区中4番目に多い約8,600人もの外国人の方々が生活していることを知っていますか？これは区民の約30人に1人が外国人という計算になります。そんな神奈川区に、市内13番目となる国際交流ラウンジ「神奈川区多文化共生ラウンジ」がオープンします！

神奈川区多文化共生ラウンジ

開館日時　月・木・土・日・祝：9:30～17:30、火・金：9:30～20:00

休館日　水・年末年始

所在地　横浜市神奈川区西神奈川1-9-3 グレース竹和弐番館2階

アクセス　JR「東神奈川駅」徒歩4分、京急「京急東神奈川駅」徒歩7分　市営バス「東神奈川駅西口」徒歩3分

国際交流ラウンジって？

　国際交流ラウンジの役割は大きく2つ。外国人の方々への暮らしのサポートと日本人の方々への国際交流の機会の提供です。多文化共生ラウンジでは、5つの柱で様々な取組みを行っていきます。

日常の困りごとが『相談』できる

　外国人の方々の困りごとを適切な相談窓口につなぐなど、解決に向けて親身に対応してくれます。言語に不安がある人でも、多言語による対応のほか、翻訳機等が備えてあるので安心です。

日本語を『学ぶ』『教える』

　外国人の方々向けに地域で行われている日本語教室を紹介してくれます。ボランティアとして、日本語教室で活動してみたい方向けの相談も乗ってくれるので、語学力を生かした地域デビューのチャンスも。

さまざまな『情報』を受け取る

　地域で活動するボランティア団体の情報のほか、講座・教室などのイベント情報、行政からの案内等を備えています。「国際交流・多文化共生」に関する情報はラウンジへ。

日本文化や外国文化を『学ぶ』『教える』

　日本の伝統文化を知ってもらうイベントをはじめ、外国人の方々が自国文化を紹介するようなイベントも開催予定。外国人の方々にとってはもちろん、日本人にとっても国内外の新たな文化とふれあえるのは嬉しいですね。

国籍によらず、『交流』する

　イベントへの参加や、ラウンジでのコミュニケーションを通じて、さまざまな国籍の人たちとつながりが生まれます。異国を知ることで、新しい自分との出会いも。言語やコミュニケーションに不安のある人でも、気軽に国際交流を楽しめるのはラウンジならでは。

ラウンジに潜入！

神奈川区に古くから伝わる浦島太郎伝説でもおなじみの亀をモチーフにしたロゴマークの看板が目印

　ラウンジはJR東神奈川駅から徒歩4分。「グレース竹和弐番館」の2階にあります。大きな白い看板が目印です。エントランスからは階段で2階へ。エレベーター（インターホンで「202」を呼出し）があるのも嬉しいですね。

: 駅近でアクセスも良好！※クリックして拡大

: エントランスから、エレベーター（青矢印）か階段（赤矢印）で2階へ

　マンションの1室ですが、施設内は広々とした開放的な空間となっています。

スタッフが優しく親身に相談に応じてくれる

　相談コーナーでは、相談員のスタッフがいつでも優しく迎えてくれます。もちろん相談は無料。「日本で暮らす中での困りごと」「外国人の方々とのかかわり方への不安」「国際交流に挑戦してみたいという悩み」など、多文化共生に関わることなら、何でも話を聞いてくれる頼れる相談窓口です。　

　大小の机やホワイトボード、ソファなど、広々とした空間でゆっくりと過ごせるのが多目的コーナー。団体の集まりはもちろん、様々な国の人々と交流できる機会でもあります。日本語や外国語に不安のある人でも、近くにいつでもスタッフがいるラウンジなら、不安なく国籍を超えた交流を楽しむことができそうですね。

　入ってすぐにある情報コーナーには、日本語教室、外国語教室、イベントなど、言語・多文化に関わる、様々な情報が集結しています。「地域でどんなイベントがあるのか気になる」「自分でも気軽に参加できることはあるのかな」なんて人は気軽に立ち寄ってみては。何かを始めるきっかけが見つかるかも！

　施設内にはキッズスペースも。子どもと一緒でも安心して足を運ぶことができます。幼い子ども同士の国際交流もできるかもしれませんね。

「神奈川区多文化共生の会」が運営

岩間施設長（右）と多文化共生の会のメンバー

　ラウンジの運営を担当するのは、「NPO法人神奈川区多文化共生の会」の皆さんです。同会は、これまでも神奈川区内で外国文化や外国語についての講座・相談会、学習支援などを行ってきています。同会の代表で、ラウンジの施設長を務める岩間良一さんは、「言語の壁などで、地域と接する機会がない人もいると思う。イベント開催などで、そんな人たちの背中を押せる存在でありたい。日本人の方にもたくさん利用してもらいたい、様々な言語が飛び交う中、笑顔が広がる場所を目指します」と意気込みを語ってくれました。