五力田町内会(鈴木正視会長)の自主防災組織は2月18日、白鳥諏訪公園などで防災訓練を行った。起震車体験などに同町内会約170人が参加した。
毎年、年に2回防災訓練を実施している同町内会。今回は、子どもたちを主なターゲットに、起震車による地震体験などを企画した。
当日、まずは安否確認訓練を実施。午前9時から9時30分まで、各家庭で玄関先に「黄色のタオル」を掲げ、班長がそれぞれタオルをカウント。それを同公園に構えた本部に報告する訓練が行われた。
続いて、公園を会場に、参加者たちは起震車、煙、初期消火を体験した。起震車で震度7の揺れを実際に体感した子どもからは「怖い」とおびえた表情で感想を語った。
同会防災消防部長の阿部力さんは「町内会で起震車の体験は珍しいと思う。能登半島地震が起きたばかりか、子どもたちの参加が多く、みんな関心を持ってくれて参加してくれた」と訓練を振り返る。今回の安否確認訓練の参加率が50%を下回ったことに触れながら、「訓練は何回もやることが大事。少しずつ浸透してきているとは思う。今回の訓練で出てきた課題を検討しながら、参加率を高め、イベント要素を交えた訓練などを企画していきたい」と意欲を見せた。