川崎市幸区の御幸公園内には、およそ150本の梅が植えられていて、2019年は2月上旬には、その一部の紅梅に花がつきはじめ、2月中下旬から3月上旬には白梅が見ごろを迎えました。
御幸公園のある小向一帯は江戸時代から明治時代にかけて梅林の名所として知られていて、明治天皇が鑑賞に訪れた(行幸)こともあります。この行幸記念碑が梅林内にあります。しかし、その後多摩川の洪水や老木になることで衰退、縮小してしまいました。
幸区ではこの梅林の名所復活を目指して、梅香(うめかおる)事業として2024年度の川崎市の市政100周年に向けて植樹や整備を進めています。また、この事業の植樹費用の一部が市民からの寄付でまかなわれているため、官民一体・地域一丸の事業として注目されています。