創業75年、和菓子の銘店「ちもと」が4月12日、湯本見番で新商品「やわはだ湯もち」の発表記念イベントを開催した。神奈川県指定銘菓で創業当時からの看板商品「湯もち」を、竹皮で包む前の状態で提供開始する。柔らかさがより際立つ作り立ての状態を体感してもらうことがコンセプトで、製造工場隣接の滝通り本店(湯本509)のみで販売する。
パッケージは女子美術大学出身の日本画家・丁子紅子さんが手掛けた。「湯上りの柔肌」を思わせる湯もちの繊細さを、白を基調とした女性像で表現している。三代目当主の杉山隆寛さんは「箱根に興味を持つ新しい入口になれば」と話した。