城下町、宿場町として栄えた小田原。その伝統を今に受け継ぐ「老舗」も小田原の魅力です。今回は、「東海道小田原宿編」としてご紹介。ここでは、薬小売の老舗「済生堂薬局小西本店」(さいせいどうやっきょく こにしほんてん)をレポートします。※掲載情報は2025年3月現在のものです。最新の情報は各店舗にてご確認ください。
店舗は国登録有形文化財 大正期の趣残す薬局
江戸初期の寛永10(1633)年に創業した老舗です。国登録有形文化財指定の現店舗は、関東大震災で倒壊後、大正末期に再建されました。看板の文字は11代・小西正蔭によるもの。
達筆として名高く、明治時代に文部省が刊行した「小学習字本」ではお手本を書いたという記録も。店内で目を引くのは、かつて多種類の薬種を収納していた「百味箪笥」。歴史を感じる空間は観光スポットとしても人気です。
- 16代目店主・小西正幸さん「小田原は駅前から海まで近く、そこに現代と歴史的な場所両方がコンパクトに融合しているところが面白いですね」という。
お店にかざってある薬研(やげん)は触っても大丈夫。お子様が楽しそうにゴリゴリする姿も見られます。
倉庫に保管されていた「志らが赤げ染 元禄」の箱。定價金五捨圓や株式会社朋友商會(現 ホーユー㈱)の文字も。
おみやげピックアップ
ブレンド茶(ティーバッグ1包) 各500円
お店で毎週ハーブをミックスして作っているので、香りが際立つ。店内でお湯をもらって飲むこともできます
スッキリ茶/ウコンの効いた元気茶/ぐっすり応援茶/ぽっかぽか茶トートバッグ 1,300円
キャンバス地に「薬」「初荷」の文字がカワイイ人気商品。サイズ違いもあります
「薬」Tシャツ 4,900円
「薬」の文字を左胸と背中にプリント。黒とグリーンの2色、サイズはM、L、5Lから
※価格は2025年3月現在