『増田産婦人科医院』が相鉄線「かしわ台駅」にほど近いこの地に開院したのは、今からおよそ100年前。その歴史を今につむぐ場所で、新たな入居者の募集が行われています。
これは院長を務めていた増田惠一さんが亡くなり、また現在、運営されている『MASUDAプライベートクリニック』も2025年5月で閉院になるためです。院長の妻・あづささんは「クリニックとしてはもちろん、美容室やカフェ、店舗、貸しスペースなど、地域に密着した業種の方にご入居していただければ」と思いをお話ししてくれました。
地域で知られる産婦人科として
『増田産婦人科医院』について少し振り返ってみると、その歴史はとても長いです。始まりは1918年。惠一さんの祖母であるマツさんが、この場所で助産師を始めたことに遡ります。その当時、女性が自転車に乗り往診・分娩などに奔走する姿は、とても珍しかったようです。
1951年に惠一さんの父・芳松さんが『増田産婦人科医院』を開業。以来、地域の数々のお産に携わり、約3万7000人の赤ちゃんの誕生に寄り添ってきました。

マツさんと芳松さん
クリニックのほか、用途はさまざま
物件は、現在クリニックとして使用されている場所。延床面積は約100㎡で、今は「受付・待合室」「カウンセリングルーム」「施術室2部屋」として使われています。そのほか、「バックヤード」として使えるスペースも。通りに面して車3台が停められる駐車場もあります。「居抜きでクリニックとして使っていただくこともできますし、間取りを変えてさまざま用途に使えると思います。レモンの木が植わる中庭もあるんですよ」とあづささん。家賃は周辺の相場より抑えた設定をしているとのことです。「地域の人たちに喜ばれる方に入居していただければ。興味のある方はご相談ください」
《物件の現状》
- 延べ床面積 約100㎡
- 受付・待合室
- カウンセリングルーム
- 施術室2部屋
《その他》
- バックヤード
- 中庭
JR・東急直通の相鉄線はアクセス良好

東急・目黒線からの乗り入れなど、相互直通運転が行われ交通は至便
新たな入居者募集が行われている場所は、ちょっと変わった改札口で知られている、相鉄線「かしわ台駅」東口から徒歩3分の場所にあります。何が変わっているかというと、東口はホームから約300m離れているのです。ホームから少し歩かないといけないものの、神奈川のローカル線だった相鉄線は今や、JR線・東急線と相互直通運転を行うことでとても便利になりました。新宿・渋谷・目黒からも1本でアクセスできる街で、開業するチャンスです。

相鉄線「かしわ台駅」東口
東口を出たら、まっすぐ坂を上ります。

改札口まえの坂
坂を上がれば、大塚本町の交差点です。ここは海老名・座間・綾瀬の3市の市境が近い、交通の要衝です。写真右側にある縦の水色の「MASUDAプライベートクリニック」の看板が見える場所です。

海老名、座間、綾瀬市の3市の市境が近い大塚本町の交差点
電車を使ってのアクセスは「かしわ台駅」から徒歩のほか、お隣の「さがみ野駅」からのバスも便利です。
最後に、テナントスペース2階には、大家のあづささんがお住まいです。お話し好きのあづささんは、とてもアットホームな雰囲気です。「地域のことなど、気軽になんでもご相談ください」とあづささんは話しています。