伊勢原市役所ロビー(田中348番地)では、9月5日(金)まで、「不安虫ちゃんの参加型パネル展 香害ってなあに?」が開催されています。午前8時30分〜午後5時(土日祝は休み)。主催/くらしの環境を考える会。パネル提供/過敏症・香害を正しく知る委員会。身近に潜む「香害」について、「知って、調べて、考えよう」をテーマに、地球レベルの環境汚染を考えるきっかけを提供するものとして企画されました。
香害とは、日用品に含まれる香料や消臭・抗菌成分などのVOC物質(揮発性有機化合物)が原因で引き起こされる健康被害。シックハウス症候群のように、めまい、頭痛、咳、吐き気などの体調不良を引き起こすことがあります。特に、香りが長時間持続する柔軟剤などに使われているマイクロカプセルが化学物質過敏症の原因にもなりうるといいます。
パネル展では、化学物質過敏症の当事者からのメッセージの展示や伊勢原市内で活動する化学物質過敏症発症者の会「いせはらCSの会」の案内もあります。主催者らは「香害は『イノセントポリューション』(悪意なき汚染)。知らぬ間に加害者になったり、言い出せずに被害者になったりする可能性があります。体調不良を感じたら我慢せず伝えることも必要」と発信しています。