小田原を歩けば寺にあたる!羽柴秀次が贈った梵鐘のある総世寺

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小田原を歩けば寺にあたる!羽柴秀次が贈った梵鐘のある総世寺

神奈川県内では横浜市に次いで、寺院数が2番目に多い小田原市。鎌倉市よりも多いとはちょっと驚きですが、地域によってはコンビニよりも多いくらい!街を歩けばそこかしこにお寺があるので、その数の多さがすぐに実感できると思いますよ。

さて、ここは市北西部の丘陵地にある総世寺(そうせいじ)。ちょっとビールを飲みたくなるような名称ですが、1441年に小田原城主だった大森氏頼が開祖となって創建された由緒ある曹洞宗のお寺です。豊臣秀吉が天下統一を果たした1590年の小田原攻めの際、豊臣軍の司令官だった羽柴秀次が陣を張った場所としても知られています。

その縁で秀次から寄贈されたという梵鐘。県の重要文化財に指定されており、本堂内で保存されています。

もうひとつの見どころは、山門をくぐって・・・

すぐ左手にそびえ立つ存在感たっぷりの巨木!

小田原市の天然記念物に指定されている樹齢約300年のカヤの木です。

樹高はおよそ30m。実は食用にもなり、山梨県では飴に練りこんだ「かやあめ」という郷土食もあるそうですよ。

ちなみに、寺の裏手では広大な竹林を利用して、2016年から5カ年計画で日本庭園造りが進行中です。「寺は人が訪れてこそイキイキする」というご住職の考えのもと進められているもので、若手庭師らが頑張って作業にあたっています。バリアフリー対策も万全のようで、まだ少し先の話ですが完成が今から待ち遠しいです!

住所

神奈川県小田原市久野3670

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公開日:2018-04-23

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