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0.03%の奇跡を茅ヶ崎から。メゾンカカオが挑む「国産カカオ」の未来

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0.03%の奇跡を茅ヶ崎から。メゾンカカオが挑む「国産カカオ」の未来

【本州初】茅ヶ崎・ 柳島の農園でホワイトカカオが結実!

鎌倉発のチョコレートブランド「メゾンカカオ」が、茅ヶ崎市柳島に構える自社農園「MAISON FARM」。ここで今、チョコレート界の常識を覆すような、大きな一歩が踏み出されました。世界中のカカオ生産量のうち、わずか0.03%しか存在しないと言われる希少な「ホワイトカカオ」の栽培に成功したのです。

通常のカカオの種子(カカオ豆)は中身が紫色なのに対し、ホワイトカカオの種子はその名の通り白色です。通常、カカオ豆にはアントシアニン色素が含まれますが、ホワイトカカオはその色素が極めて少ないため白色を呈し、苦味や渋味、雑味が少なくクリアな風味が特徴と言われています。

決め手は「茅ヶ崎の水」と「有機的な育成環境」

カカオ栽培といえば、赤道直下の熱帯地域が一般的。日本での栽培は極めて困難とされてきましたが、石原社長は3年前からこの茅ヶ崎・柳島の地で挑戦を続けてきました。

「カカオ栽培においてとても重要なのが水です。3年にわたる研究の結果、茅ヶ崎のミネラルを多く含む水が、カカオの生育と非常に相性が良いことがわかりました」と石原社長は語ります。

農場に一歩足を踏み入れれば、そこはまるで南国のジャングルのよう。鉢植えだけではなく地植えにもこだわり、ライチやマンゴスチンなど多種多様な植物が共生しています。病気に弱くデリケートなカカオを守るため、農薬には頼りません。害虫に対しては天敵となる益虫を放つなど、ハウスの中に一つの自然な生態系を作り上げることで、カカオを健やかに育てる方法を取り入れています。

カカオの実を割って構造を説明する石原社長。中に白い果肉(パルプ)に包まれた種子(カカオ豆)が入っています。

チョコ作りは「日本酒」に近い?

石原社長が見据えるのは、ただカカオを収穫することだけではありません。注目しているのは、チョコレートの味の決め手となる「発酵」のプロセスです。

「カカオの発酵は、日本酒造りの工程に近いものがあると感じています」

現在、東京農業大学などと共同研究を行っており、日本独自の「発酵」技術を掛け合わせた“ジャパンオリジナル”なチョコレートの開発を目指しているといいます。栽培(川上)から製造・販売(川下)まで。すべてを自分たちの手で、そして日本クオリティで完結させる壮大な構想が動き出しています。

発酵の仕組みについて説明する石原社長

湘南から全国へ。技術を「独占しない」理由

今回の成功は、単なる一企業の快挙に留まりません。石原社長が最も大切にしているのは、この「日本に適応した栽培方法」を独占せず、全国へ広めていくことです。

メゾンカカオは、世界中に3箇所の自社農園と2000を超える自社管理農園を持っています。そこで培われた現地の知恵と、今回茅ヶ崎で得られたデータ。これらを融合させた栽培ノウハウを、全国の一次産業に横展開したいと考えています。

「国産カカオ栽培が軌道に乗れば、全国の農家さんの新しい可能性になり、一次産業を盛り上げることにつながるはず」

来年の本格収穫に期待!

現在はまだ研究段階の規模ですが、来年にはいよいよ本格的な収穫のタイミングを迎える予定です。茅ヶ崎の豊かな恵みと、メゾンカカオの情熱が育てた「湘南産カカオ」。

私たちの住むこの街から、日本の農業、そして世界のチョコレート文化を変える挑戦が始まっています。来年の収穫報告が、今から待ちきれません。

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住所

神奈川県茅ヶ崎市今宿1314-1MAISON CACAO FACTORY (製造工場)

(本社)〒248-0006神奈川県鎌倉市小町2丁目6-43

問い合わせ

メゾンカカオ

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公開日:2026-05-07

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