人類が訪れたことのない小惑星「リュウグウ」を目指して2014年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が、予定通り2018年6月27日に到着したというニュースが宇宙航空研究開発機構(JAXA)から発表されました。
そんな中、はやぶさ2プロジェクトに携わる吉川真さん(JAXA宇宙科学研究所准教授)らを講師に迎える「アステロイド・デー・イン相模原2018」が6月30日(土)、相模原市立博物館で開催されます。
6月30日は「Asteroid Day(アステロイド・デー、小惑星の日)」。相模原市立博物館では、毎月「さがみはら宇宙の日」として、宇宙や天文について親しむイベントを開催しています。6月は小惑星の日にちなみ、2つの講演とワークショップを行います。
「天体の地球衝突問題」最新情報を紹介
一つめの講演は、吉川真さんが語る「プラネタリー・ディフェンスの最新情報」。天体の地球衝突問題を考える活動の最新情報を、観測や探査、技術検討など色々な側面から解説します。
美星スペースガードセンターの活動
もう一つの講演では、岡山県にある「美星スペースガードセンター」の活動を紹介します。使われなくなったロケットや人工衛星など、スペースデブリと呼ばれる“宇宙のごみ”と小惑星を専門的に観測している、世界で初めての施設です。講師は、実際の観測業務を行っている日本スペースガード協会の藤原智子さん。
ワークショップ「小惑星さがし&小惑星表示ソフト実習」
パソコンのソフトを使い、写真から小惑星を見つける実習と、小惑星の軌道を画面上に表示する実習を行います。小惑星は望遠鏡を通してもなかなか見ることはできないと言われています。このワークショップではどのようにして小惑星を見つけるのかを学べます。