川崎・砂子の里資料館 では浮世絵の展示は季節に
あわせて毎月企画している。
「役者東海道 日本橋〜掛川」
5月28日(土)まで
5月から6月の2ヵ月間、三代目歌川豊国の力作、
役者東海道140枚全揃を展示。
このシリーズは、当初東海道五十三駅(55枚)で売り出しましたが、
大変好評のため、55枚が追加され110枚となり、さらに合の宿30枚と合計140枚の大作となりました。
当代の名優たちが、その宿ゆかりの役どころで描かれ、役者絵と名所絵が一つになり、大いに人気を集めました。
コレクターの斉藤文夫さんは「当初浮世絵商から119枚持ち込まれ、その後10年余り、1枚1枚丹念に積み上げ、
日本で初めて140枚揃いを完成させました。まさにコレクターの醍醐味であります。ぜひ、この機会に、役者東海道をご鑑賞ください。」とおっしゃっています。